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2021年3月26日 (金)

出身大学

僕は10年ほど前から自分の出身大学名をフェイスブックなどのSNSにあげている。自分で言うのもなんだが決していい大学ではない。自分が高校3年生の時点で入ることが出来たマックスの大学だったろうと思う。しかし世間というものはその高校生の時に合格したその大学の偏差値やレベルで評価するものだ。

高校も大学も私立の僕はその呪縛にかなり苦しんできた気がする。塾業界に入ったのは22歳の春。つまり大学を終わってからずっとこの業界に浸かってきた。業界を見渡せばそりゃ素晴らしい大学の出身者ばかり、東大・慶応・上智・早稲田・・・・。

自分が塾講師として世にアピールできるものなど、微塵もなかった。学生時代、バイトと酒と音楽に入り浸っていた僕が誇れるものは劣等感のみ(笑い)。

でもその劣等感を逆手にとったら面白いかもと気づいたのが20代後半。塾業界で異質である存在を構築することを考えた僕は、独立を決心した時に、大学受験だけを指導する英語塾を作ってしまった。英検の資格もゼロ。俗に言う進学校を出ているわけでもなし。そんな百姓の倅が、いきなり大学受験生だけを教える塾を始める。なかなか過激なアイディアだ。

当時僕が出た市内の私立高校では、授業の英語のレベルは中学の1・2年程度。大学受験を考える輩などいるわけもなく殺伐とした楽しい高校生活だった。しかしこれが僕には良かった。もともと本好きだったものだから、受験勉強は王道を逸脱し、仙台の丸善から手に入れたエロ本の英語の小説を読破(笑い)。次から次へと展開する過激な世界に、心が奪われてしまった(爆笑)。受験に出そうもない俗語ばかりが頭を駆け巡る日々、着々と僕のEnglishは危ない進化を遂げて行った。

今でも高校生に下ネタ的英語を伝授するのだが、高校生は目を輝かせて聞いてくれる(爆笑)。僕はエロ本のお陰で、英語は一応話せる。日常会話くらいなら通訳は出来るわけだが、そんな僕に出た高校や大学を尋ねてくる、高校生や中学生の反応は面白い。

これは僕の勝手な想像だが、きっと名のある進学校や大学を期待したのだろうと思う。生徒諸君残念でした(笑い)。

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