どさくさまぎれのかねごんの運命論
29歳で脱サラをして自営業者になって30年以上が過ぎたけれど、不安定な自営業ゆえ、自己啓発とかスピリチャル的経営哲学の本は、本当に呆れるくらい読んできました。
60歳を目前にして気づいたことがあって、自分のステージが上がった時って、奇跡的なシンクロニシティが頻繁に起こるってことですね。そしてそういった時の自分の決断はほぼほぼ間違いじゃないってことです。逆に負のシンクロニシティが起こる時は、自分の進んでいる方向性が良くないことを示唆してくれますね。
生きて行くことって実に不確かで、予想しないことがどんどんやってきます。この30年間を振り返っても、バブル崩壊やリーマンショック、そして東日本大震災、新型コロナウイルスと生活基盤を脅かす危機的状況が矢継ぎ早にやってきました。そのたびに様々な対応を迫られてきたわけですが、決断したことを信じる事と,ぶれないことが危機回避の秘訣のようです。
儲かる儲からないという価値基準で塾を考えれば、はっきり言って田舎の個人塾なんて儲かりません。大手フランチャイズの膨大な宣伝の前になすすべもなく、じっと手を見るの心境です。同じ土俵で相撲をとっていては、瓦解していくのは火を見るよりも明らかです。
僕が悟ったというと大げさですが、頭のいい人って、頭の悪い人の本質をひょっとしたら理解できないんじゃないかという事です。つまり僕のように4流・5流の高校や大学を終わった人間ゆえの、紆余曲折した(笑い)理解力があるんじゃないかという事ですね。そのことを自分に言い聞かせてからは、自分に対する学歴や偏差値のコンプレックスが消えましたね。そして塾経営も儲からないなりに楽しむことが出来るようになりました。
東大や早慶出身の先生を前にしても、いい意味で動じなくなりました。昔はビビッていましたけれど(笑い)。
ところで引退という決断もいつかはしないといけないんでしょうね。僕が非常勤講師で行っている私立高校では60代どころか70代の先生もバリバリ授業をやっています。先輩先生方の情熱とエネルギーには本当に頭が下がります。30代の頃は、60歳で引退して年金をもらいながら、軽い仕事をしながら好きな山登りでも思っていましたが、年金はどんどん遠ざかり、頂く金額も年々減少し、こりゃ死ぬまで必死に働かなければあかんと、老後の消滅にあたふたしております。
こういった時代に生まれて来たのもまた自分の運命なんでしょうかね。さて本日は今年の卓球はじめです、温かくして出かけたいと思います。それじゃ。
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