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2021年1月28日 (木)

宿題の量が・・・

高校や塾で教科指導している僕は、凄まじい量の宿題についてはちょっと懐疑的だ。宿題を出しても出さなくても伸びる生徒と伸びない生徒のパーセンテージは変わらない気がする。だったら自由の方がいいというのが僕の持論だ。世の中には素晴らしい問題集や参考書があふれている。パソコンでもそうだ。本当にやる気があるなら、いくらでも勉強ができる環境が整っている。

自分が担当している生徒が塾や予備校に行くことを毛嫌いする学校の先生がいることを知っているが、できない生徒の対処をいかに改善させるかと言う点について、はっきりいってやる気のない生徒への宿題は、火の中に油を注ぐようなもので、やる気の消失が爆発する。レベル差の激しいクラスでの授業は本当に難しい。僕も10年間高校で講師をやってきたが、どのレベルに合わせて指導するかは毎年悩む。しかし塾の個別指導ならそれが可能だ。中学レベルにも小学レベルにまでだって降りて行って指導することはなんら問題ない。これを学校の授業でやると、中には馬鹿にされていると思って、出来る生徒までがやる気を失う。

印刷機やパソコンの猛烈な進化で、大量の宿題・課題プリントが配布される日々、用務員さんや事務員さんの仕事が増加。おまけに生徒のバインダーやファイルは、宿題プリントで爆発しそうな状況だ。宿題をこれほど出すのは、学力や偏差値アップのためなのだと思うが、ほどほどと言うものがある。


古い話で申し訳ないが、僕らの頃は、冬休みと言えば、うすっぺらな冬休みの友が一冊。それでも僕はやらなかった(爆笑)。部活と音楽三昧で休みが過ぎて行った。当時の子どもたちが大人になって、ダメ人間になったかといえば、そんなことはない。立派な大人であるかどうかは別だが、しっかり家庭を築き、地に足を付けた生活をやっている。

教科の知識は少ないかも知れないが、間違いなく、人生偏差値は高い気がする。やる気を起こさせる導火線の構築が必要であって、宿題の量が必要なわけではない気がする。ちなみに僕の寺子屋は宿題をださない。いや正確にいうと出せない。学校の宿題を必死に聞いてくる生徒たちを見ていて、これ以上の宿題は不可能だ。

優秀な生徒には、宿題が邪魔だし、できない生徒には宿題は重荷だ。毎年頭を抱える僕は、この年になっても宿題に悩まされている。

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