ド変態的人生
一関のような田舎町で塾を営むというのは、言ってみればかなりのド変態なのだと思う。そのド変態の暮らしを30年近く営んできた僕は、まさに変人の極みだろうと思っている。
塾の玄関に、「教えない放題」という至言が飾られている(笑い)。僕の塾は放任主義だ。生徒がやりたいところを学ばせ、質問があれば答えてあげることにしている。こちらから強制的に教えることはない。指導室には小学4年生から高校3年生まで、学年に関係なくいつも4,5人が机に陣取っている。
理科の電磁誘導の質問を中学2年生が聞いてくる。次の瞬間、中学1年生が連体詞と形容詞の違いを聞いてくる。しばらく沈黙があったと思うと、今度は高校1年生が2次方程式の解の公式を忘れたと言って聞いてくる。その後、僕に関係副詞と関係代名詞の違いを聞いてきた高校生は、気持ちよさそうに爆睡している(笑い)。
今年も受験にまつわるいろいろなドラマが生まれるのだろうと思う。僕はその子の人生にとって、人生が有意義に送れる学校に合格して欲しいと願っている。僕は受験をことごとく失敗してきた。故に塾教師をやっている。きっと僕の人生においてそれが良かったのだろうと、還暦が近づいた僕は思っている。
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