温泉彷徨
僕は地元花泉北中学校の出身なのだけれど、中学2年の時の遠足が、宮城の鬼首(おにこうべ)温泉郷だった。なにぶん41年も前の記憶なので曖昧なのだが、賑わいのあふれた温泉街の光景が残像として残っていた.。しかし昨日41年ぶりに訪れった温泉街は、つげ義春の作品に登場するひなびた温泉宿そのもので、それはそれで情緒があってよかったのだけれど、流れ去った時代の長さを思わず感じてしまったかねごんであった。
年を取るにしたがって、温泉の魅力がそこはかとなく押し寄せてくるこの頃である。北上の夏油温泉、花巻の鉛温泉、宮城の鳴子温泉、そして先月の秋田・玉川温泉と、僕の温泉彷徨は頻度をましてくるのだけれど、わずかワンコインの日帰り温泉に、僕は何にも代えがたい安らぎを覚えるのである。
確かに一関市内も素晴らしい温泉があって、足を運ぶのだけれど、秘湯の温泉は、その源泉の素晴らしさもさることながら、行く着くまでの風景もまた楽しからずやで、四季折々の光と風を味わえるのが、最高の贅沢である。
これからみちのくは雪の季節を迎える。秘湯の旅はしばらくおあずけになりそうだが、温泉で癒されたパワーでもって、これからの受験指導を驀進したいと思う、今日この頃である。
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カネゴン様
先日のブログを拝見。
> 柘植義春の作品に登場する鄙びた温泉宿そのもので、
> それはそれで、風情があって良かったのだけれど、
> 流れ去った時代の長さを思わず感じて----
お時間がある時で結構です。
この「鄙びた温泉宿の風情」を、ネット上で世評も高い、カネゴン氏の撮影手腕を以て、このブログで紹介して戴けませんか?御健勝を願っております。
お元気で。
(かねごん)
Yozakura様今日は。岩手一関は初雪が降り、遠方の山々は白い世界となりました。山間部の温泉地も雪タイヤが必要となり、いよいよ本格的な冬の到来です。
温泉シリーズ、ぜひアップしてみたいと思います。
投稿: Yozakura | 2016年11月10日 (木) 16時03分