神様はいますか?
作家のエッセイを読んでいて、ここ10年来一番共鳴するのが田口ランディさんの著作だ。世代がほぼ同じということもあるのかも知れないが、スピリチュアルな事象に対するスタンスが、読んでいてとてもホットする距離感なのだ。
田口ランディさんが小説を書くきっかけになったのが、お兄さんの死だった。精神状態が不安定になり餓死したことが、彼女がものを書き始める動機となったらしい。
作家になる前は、銀座でホステスを経験したり、編集関連の事務所を立ち上げたりと、物書きとしての肥やしとなるべき人生経験が豊富だ。
実は以前も書いたけれど、震災後早池峰神社の神楽を見に行った時に、田口ランディさんもいらしゃっていて、遭遇したことがあった。さらには昨年の早池峰の夏祭りで、その田口ランディさんが先生と師事する、気功師の先生にたまたまお会いし、食事をともにする機会を得ることができた。
神様はいますか?このエッセイはぜひ読んでいただきたい。魂のこと障害者のこと、そして信じることの意義を、彼女の飾らない文体が、淡々と読者に語りかけてくる。
ちなみに僕は神様はいると思う。あったこともないし、見たこともないけれど、神様はいると思う。そして行動と意志ある願いは叶うと信じている。だから僕はいろんな壁を乗り越えてこれた気がする。まあ~たいした壁じゃなかったけれどね。
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