PM2.5の濃度が10倍に上昇
2016年2月8日、北京青年報によると、中国・北京市の西南部地区では、旧正月前夜の7日午後11時、微小粒子状物質「PM2.5」の濃度が1立方メートル当たり427マイクログラムとなり、午後4時時点の10倍に上昇した。新年を祝う花火や爆竹の影響とみられる。
市内の観測ステーションのうち、午後11時時点のPM2.5濃度が最も高かったのは西南部にある房山区の良郷地区で、1立方メートル当たり623マイクログラムに達した。(翻訳・編集/柳川)
北朝鮮の弾道ミサイル発射も、非常に気になるところだけれど、お隣り中国の大気汚染は尋常じゃない。今後生じるであろう健康被害を考えると、日本にきて爆買をやっている場合じゃないような気がするのだけれど、中国の深刻さはどうなのだろう。
かつて日本も四日市ぜんそくなどの大気汚染が深刻な時があった。僕らがこどもの頃は、光化学スモッグに汚染された東京の空には青空がないとまで言われた。しかし現在の中国北京の様子を写真で見る限り、かつての日本どころの騒ぎではない。もはや人間が住む場所ではないんじゃないだろうか。
この中国の大気汚染は、もちろん季節風に乗って日本にもやって来る。近年の花粉症はこのPM2.5濃度の増加により、春の花粉症にとどまらず、半年ほど続くアレルギー患者が増加しているとの報告もある。
大国を自称する中国。国民の豊かさが増し、華やぎが見えるのはいいのだけれど、この空気を汚したつけは必ず回って来る。対策が急務なのに、この歯止めの効かない産業進展はいったいどういうことだろう・・・。
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