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2016年1月13日 (水)

苦渋の選択

今の塾を始めてきて25年が過ぎてきたわけだけれど、正直やめようかと思ったことが幾度かあった。突然生徒が入らなくなって、資金のやりくりに困ったというような経済的な理由ではなくて、精神的なダメージによるものだった気がする。

さりげなく投げかけられた塾生の言葉や、ご父兄の言葉に、続けて行く自信を消失したことがある。やめなかったのは、逆に生徒たちの励ましの言葉によるところが大きかった。

そして今年の正月、僕は塾をたたむことを正直考えていた。母が昨年の11月に倒れた。お陰様で体力が回復し、食事も自分で自由にとれるようになったのだが、認知症が進んだ。脳挫傷によりものだ。行動が昼夜逆転して目が離せない状況になっている。病院からは退院の勧告ととともに、施設への入居を進められていたのだが、介護度4の母を受け入れてくれる公的施設は50人待ち100人待ちの状況で、5年待ちというところがほとんどだ。

一人暮らしの方や、身寄りのない方が優先されるので、わが家のような状況の家庭は、ほぼ入居をさせる可能性はないと言う現実を知った。

空いていますよという情報を頂いて、行ってみると、確かに施設は立派で、看護が行き届いているのだけれど、年間200万円ほどの費用がかかるところがほとんど。残念ながら我が家の経済力で捻出できる金額ではない。施設がなく昼夜の介護となると、僕が仕事をやめるしかないかなと思っていた。

病院の福祉担当の職員の方に、わが家の実情をはなしたところ、宮城県の施設を紹介して頂いた。施設の方にも相談に来て頂き、経済的面を含め、僕が捻出できる条件で入所させて頂くことになった。

本来は息子である僕が介護するべきところなのだろうけれど、僕を待っている生徒たちがいる。苦渋の選択だけれども、母には施設に入ってもらうことにした。実は僕の友人や同業者のなかにも同じような状況を抱えている方は多い。昨年市内の老舗であった個人塾さんが、親御さんの介護のため閉塾した。気持ちは良く分かる。

冬期講習が終った昨日から、新年度のチラシの原案を考えたり、カリキュラムの案を考えたりしている。末の子がこの春短大を卒業して、経済的にもほっとするかなと思ったのもつかの間、また、新たな僕の言ってみればチャレンジが始まる。

ピンチはチャンスだ。ポジティブに生きて行くしかない。母のためにも家族のためにも、稼がなきゃあかん。頑張るか!

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