あと3000冊
毎年、年の瀬になると振り込まなければならない様々の請求書を前にしてため息をつく僕だが、来年からは赤字になる農業はやめることにした。400年近く続いてきた稲作農家との決別ということだが、これも時代の流れで仕方がないと思う。
震災前までは、ササニシキ米を無農薬・天日干しで作っていたので、それなりの値段で買って頂くことが多く、農業の経費代くらいは賄うことが出来た。
しかし放射能が拡散してからは、無農薬の意味合いが薄れ、あえて岩手のお米を高いお金を出して買う人もいなくなり、必然的に農協にすべて売るようになったのだが、ご存じのように米価が下落し、赤字が嵩むだけの稲作経営になってしまった。
来年度からは休耕田の草刈り仕事が、僕の百姓としての仕事となる。気づいてみると僕も年をとった。中学時代の同級生で教師になったものは、副校長や校長になっている。管理職というやつだ。またサラリーマンの同級生たちは、還暦退社後の人生設計を考え始めている。
さて自分はどうしようかと思うわけだけれど、体力気力が続く限り、塾での受験指導が続いていくんだろうなと思う。今年のように歯車がかみ合わず、青息吐息の年というのはある。そんな最悪の年でもなんとか、こうやって生きている訳だけから、まあどうにか今後も頑張っていけるんじゃないかと楽観している。
神社オタクでジャズ好き、そして日々わけのわからない歌をがなりてている僕は、どうしようもなく趣味的な人間だろうと思う。そんな趣味的な人間の僕には、もう一つ高校時代目標とした生涯読書冊数10000冊という数字があるのだが、この目標を死ぬ前にクリアーしたいと希望している。
冊数を数えてきたわけではないので、具体的な数字はわからないけれど、毎年200冊くらいは読んできた感じなので、おそらく7000冊ぐらいになるのではないかと思う。あと3000冊。
今のペースで読み続けて行けばあと15年で達成というところだろうか。ということは少なくても本を読むことが出来る身体を70歳までは保たなければならないことになる。家族にも言われるし、塾生からも言われることなのだけれども、「そんなに本を読んでどうするの」という質問を頂戴する。
来世のための下準備だな。決して今生の暮らしを諦めたわけではないけれど(笑)、次回の人生は物書きというのもいいかも知れない。そんな幻想を抱いている昨今のかねごんオヤジである・・・・・
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