塩のパワー
葬式から帰ってくると、塩を振りかける。神社の神様には塩が供えられている。前者は穢れをとる意味だろうし、後者の場合は、海の幸としての供えものとしての塩だろうか。
塩と言うものは不思議なパワーを持っている。腰痛やちょっと体調が悪い時など、風呂に塩をいれて入ると体調が改善される。塩水でうがいをすると風邪も防いでくれる。まさに塩様様である。
赤ちゃんは母親の胎内で育って行くわけだけれど、羊水の塩分濃度は0.85%で、この濃度は海に住む魚の塩分濃度と同じである。ちなみにこの塩分濃度はぴったり海水の塩分濃度の3分の1に相当する。
我が家には産土神様を祀っている神棚と、かまど神の神棚と、そして自宅の土地の鬼門にはお明神様が祀られている。ゆえに3ヶ所に塩をお供えしている。教室は1階と2階にそれぞれ神棚があるので、必然的に2ヶ所にお塩をお供えしている。
ところでお店の玄関前に盛塩を置く風習が日本にはあるけれど、由来をご存じだろうか。古代中国の王様は多くの愛すべき女性を城内に住まわせて居たのだけれど、その中の女性が、王様に寄ってもらいたくて、王様の乗った牛車を曳く牛が、塩をなめるために停まってくれるようにと、塩を玄関前に置いたのがそもそもの始まりだとか言われている。恋のキューピット役としての塩パワーというところだろうか。
そして塩以上に欠かせないのがお水だ。毎日仏壇と神棚の水は取り換える。本当は起きてからの一番水がいいのだろうけれど、そこはちょっとルーズをしてしまい、神様仏様ごめんなさいという感じである。
ところで僕ら人間の身体は70パーセント近くが水である。この水の成分パーセントは地球の表面の水分パーセントとリンクする。実に不思議な数字の符号だ。
さて朝からブログを書いていて、まだ神棚や仏壇にお水やお茶を差し上げていなかった。これで失礼します。
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神奈川でも今日はずいぶん寒い日になりました。先生、たくさんお送り頂きありがとうございます。この場をお借りして御礼申し上げます。
塩は地球の恵みなんですね。このお話を読んでそう思いました。人も動物も、もしかしたら植物も地球そのものの小宇宙なのでしょうか。
地球のプレートの動く長さと人の爪の伸びる長さがほぼ同じだそうです。その事実を知った時には言い知れぬ感動で震えました。
ステキなお話し、ありがとうございます。
(かねごん)
いえいえ、こちらこそ本当に恐縮です。
母もだいぶ復活してきましたし、息子たちも家事を協力してくれるようになりました。万事塞翁が馬ってやつでしょうか。
塩のパワーで乗り切りたいと思います。
ありがとうございます。
投稿: 神奈川M | 2015年12月10日 (木) 12時55分