2015年・感謝・感謝・感謝
先日今年の事は振り返ることはしないと宣言したけれど、僕なりに諦観すべきこと反省すべきことは多々あるわけで、宣言を翻し、今日は2015年を総括してみたい。
まず今年の僕の塾は四半世紀の歴史の中でも特異なことが多かった。悲しいことや残念なんことがこれでもかと言うくらいに身辺に生じた1年だった。
4月に入塾生がほぼ皆無だった。25年間塾をやってきて初めてのことだった。皆無どころか退会する生徒が数名いて正直存続の危機を感じた。高校3年生が今年は0人。すべて高2の塾生が修学旅行を境に消滅した。悪夢の前触れのようだった(笑)。前年の高3生が岩手医大をはじめ全員が第一志望大学に合格したにも関わらずである。頭を抱えた。
昼の講師の仕事も終了し、職安通いもやってみたが、この年で雇ってくれるところはなく途方に暮れていた。僕の困窮を見かねて20年ぶりに家内が仕事に復帰。それと時を同じくして、一関相撲場所の事務局の仕事を友人より頂いた。とりあえず生活の糧は確保できたことに安堵の日々だった。
ほっとしたのもつかの間。22歳になる教え子が亡くなった。僕が塾を開いた時に、チラシのレイアウトやら看板の発注やら右も左も分からない20代の僕を助けてくれた印刷会社の御子息が短い生涯を駆け抜けてしまった。ご両親の哀しみを思うと胸が張り裂けそうだった。本人の無念もいかほどだったろうか。こころよりご冥福を祈りたい。
そして9月、ここには書けないけれど、さらなるハプニングが勃発。幸いにも事なきを得たが、親戚のことだけに本当に心配した。
そして11月に入り、突然母がくも膜下出血で自宅で倒れた。それ以降ほぼ毎日病院に通い続ける僕の日常が始まるのだけれども、それと時を同じくして、奇跡の入会ダッシュが始まった。
1週間で12名が入会するという塾始まって以来の最高記録が樹立された。塾は一気に忙しくなった。お陰様で冬期講習の中3コースもすでに定員になった。
母は認知症が出てきてはいるけれど、自力で歩けるまでに回復した。僕や家族をしっかり認識できるので、とりあえず良しとしたい(苦笑い)。これから介護の日々が始まるわけだけれど、まあ気長に頑張りたい。
星占い等を全く信じない人には関係ない話かも知れないけれど、今年の僕の運勢はあくだしの年で、今まで溜まってきた人生のもろもろが一気に噴出する年だと言われてきた。まあそんな感じかなと思っている。
そして来年は本厄の55歳。数えの56歳となるわけだけれど、今ままでの努力が一気に花開く強運の年なのだそうだ。先日もつぶやいたのだけれど、今ままでの僕の努力ってなんだろう?とふと考えてしまう。
塾講師を33年間やって来た集大成がやってくるのだろうか。集大成でハイ終了とならないことを祈りたい(爆笑)。それとも、今ままでやってきた音楽活動が日の目を見るのだろうか。いやないな。
ちなみに来年度からは母の介護もあって、農業を断念することにしたし、断捨離の日々となりそうだ。
昨夜家内が、『恒例の元日の駒形参り、来年は2日にしない」と言ってきた。聞くと元日は仕事が入ったとのこと。彼女は障害者施設で働いている。入居している方々のケアーに正月も盆もない。僕の母がお世話になっている病院もそうだ。看護師さん介護士さん食事を作る方々、そして休日当番のドクターには大晦日も正月もない。
それぞれが家庭やプライベートを犠牲にして頑張っている。当たり前のことだけれど、本当に心から感謝をしたい。
今年も10日ほどで終了する。生かされることに感謝。食事が出来ることに感謝。そして支えてくれる人がいることに感謝だ。
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