『見上げてごらん夜の星を』
昨夜はこの曲を聞きたくなった。『見上げてごらん夜の星を』は間違いなく昭和を代表する曲なわけだけれど、ジャズアレンジがすごく似合う歌謡曲でもある。
塾生がなにがしかの曲をヘッドホンで聴きながら自習室で勉強している光景が、僕の塾ではよく見かけられるのだけれど、高校時代の僕はなんの曲を聞いていたのだったろうかとふと考えてみた。
高校に入った頃には、松山千春と中島みゆきが衝撃的なデビュウーをした頃で二人の曲を頻繁に聞いていた気がする。それ以外はほとんど洋楽だったように思う。サイモンとガーファンクルだったり、ビートルズだったり、ボブディランだったり、ニールヤングだったり、レコードを買う余裕がなかった僕は、必死にFMから曲を録音していた。
ジャズに目覚めたのは、過去のブログでも何度か触れたが、東京でひとり暮らしを始めてからだ。あのなんとも言えない都会の孤独感が、僕をジャズの虜にしたのかも知れないし、都会の殺伐さと華やぎのギャップが、ジャズという音楽の魅力を引き出してくれたのかも知れない。
今はパソコンから天文学的な数の曲をダウンロードできるし、小さな小さなチップに数万曲を収めて持ち歩くことができる。学生たちの音楽嗜好も僕らの頃とは次元がちがうのだろうなと思う。
きっと彼ら彼女らがチョイスしている楽曲が、時代性を超越してクロスオーバーした感性を、生き方みたいなものに反映して行くのだろうと思う。
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