花泉町大門神社の石奉納
僕の住む花泉町で一番大きな杉の山門があるのが、金沢大門神社だ。岩手県有形文化財の多聞天立像・伝広目天立像・地蔵菩薩半跏像・伝水月観音立像が祭られている。製作年代は平安後期と伝わっている。
またこの地は平泉藤原氏の南の南大門跡とも言われており、古代から政治的な要所として霊的な砦でもあっただろうと思う。
毎日山門前の道を車で通っているのだけれど、本殿を訪れたのは26年ぶりのこと、大門神社の神様には久しくご無沙汰してしまった。実は家内にも話していなかったのだけれど、結婚して3年たっても子宝に恵まれなかったので、僕はこの神社の拝殿にかしこまって、子どもが授かりますようにと祈願を行ったことがある。そして間もなく家内が懐妊した。
それが26年前のことである。今までの無沙汰を謝罪し、息子が成人し社会人として元気に過ごしていることに感謝申し上げた。そして写真を撮ったのだが、アラハバキ神を写した時のような青の光の放射が写しこまれた。
境内を眺めても、巨石や磐座のたぐいが祀られているわけではなかったが、境内に続く階段の上り口に、多くの石が奉納されていた。それもすべての石が、写真のように穴が空いているのである。きっと26年前もあったはずなのだろうけれど、残念ながら記憶にない。28歳の当時の僕は、磐座にも石神にも興味がなかったので、きっと気にも留めなかったのだろうと思う。
僕にとってこの発見は大発見だ。どのような歴史があるのかさっそく調べてみたいと思う。
新年度のカリキュラムのご案内➡大験セミナーHP
« 『神は沈黙せず』 | トップページ | 僕にとっての究極の娯楽だ »
コメント