先入観
中学生の基礎力は小学校で作られる。国語のセンスは、小学校低学年までの読書量で決まる。そして算数のセンスは小学5年生までの文章題の掌握で決まる。
センスというと抽象的だけれど、その子が中学時代を維持して行く器の素材とでも言えばいいだろうか。
ここに小学5年生の算数の問題がある。
5年2組には男子児童24人、女子児童が16人います。男子児童は2組全体の児童数の何パーセントにあたりますか。
この問題がすんなり解ける小学6年生は、算数の感性が優れていると言っていいだろう。この問題にギブアップの6年生は、問題文がきっと日本語で理解していない。
(式) 24人÷40人=0.6 解答 60パーセント
(別解) 40:24=100:□ 40×□ = 24×100 解答60パーセント
中学生ならば(別解)の解法も出てくるだろうけれど、小学生ならば上記の解法となるはずだ。
子どもの能力は未知数だ。小学校や中学校の成績が悪いからと言って、社会人としての将来が期待出来ないなんてことは決してない。
小学校の基礎力がないと中学生の授業が苦戦するだけだ。それだけのことだけれども、世の中はそのことを重視する。そして子どもを先入観で見てしまう。残念だ。
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