最近のトラックバック

« 僕のちょっとした苦悩 | トップページ | 花泉町大門神社の石奉納 »

2015年5月27日 (水)

『神は沈黙せず』

1f05eecc_2


2004年に山本弘氏が発表した長編『神は沈黙せず』は第25回日本SF大賞候補作になった近未来小説だ。神の存在理由や、魂の問題をコンテンポラリーなデジタル理論でひも解いていく。

神には善悪の感覚があるのか。宇宙人は存在するのか。今我々が生きている世界は、本当に存在するのか。次から次へと生じる疑問に、答えを模索する現代人の苦悩と希望が錯綜していく物語だ。

膨大な宗教の残骸が、ページをめくるごとに混沌と堆積して行く。既成の宗教観がころころと崩壊して行く中で、人間の本質とは何かという疑問に、神や宇宙認識がゲーム感覚でオーバーラップして行く作品だ。

超常現象や宇宙の謎に興味がある方にとっては、最高におもしろい作品だと断言しておこう。

にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

新年度のカリキュラムのご案内➡大験セミナーHP

« 僕のちょっとした苦悩 | トップページ | 花泉町大門神社の石奉納 »

おすすめの本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『神は沈黙せず』:

« 僕のちょっとした苦悩 | トップページ | 花泉町大門神社の石奉納 »

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォト
無料ブログはココログ