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2015年4月 1日 (水)

一関一高附属中学校の一期生の大学進学状況

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昨日の岩手日報に一関一高附属中学校の一期生の大学進学状況についての記事が大きく掲載されていた。

国立大の前期合格の発表のあたりから、仕事柄一関一高の合格状況を僕に尋ねてこられる方が多かった。世間の注目するところは、東京大学が何名決まったかというところのようだったが、一高に通う塾生から入る情報は、残念ながら0人ということだった。

新聞によると東大・京大は10名以上がチャレンジしたようだが、全体的な合格状況を見れば、今回の結果はまずまずというところではないだろうか。

僕は一高のOBではないが、四半世紀一関一高生に大学入試英語を教えてきた。一高のOBよりも先生方よりも、一関一高の変遷を眺めてきたと言えるかも知れない。

大学受験の準備段階として、一番の山場は2年生の過ごし方だ。学年の上位にいる生徒はいいとして、部活中心の生活のために、素晴らしい潜在能力を保持していながら、肉体的疲労のため、十分な勉強時間を確保できない生徒が多いように見受けられる。

もう一つの問題点は、国立大学への進学率を強化したいがために、学年の下位にいる生徒の進路がままならない状況になっていることだ。今年度一高の定員割れが生じたのは、まさにそのことに起因しているのではないかと思う。

この四半世紀でパソコンや印刷機のものすごい進化で、膨大な資料プリントや宿題ワークが生徒に配布される。それも毎日のように。高校生を見ていると、もはや自主的に自分にあった問題集をチョイスするとか、参考書を見定める余裕など全くないようだ。次から次へとワーク類が配布されて行く。

なんとなくベルトコンベヤーに乗かって、次から次へと部品を装着されて行くマシンのように見えてくるのは、僕の思い過ごしだろうか。

年間はあっと言う間に過ぎて行く。その3年間で大学受験の中身を詰め込むとなると、確かに現在の一高のような、宿題体制にならざるを得ないのかもしれない。かつての塾生には塾からの課題をこなす余裕があったが、今の一高生にはない。学校から出される課題の解説をするのが、僕の指導のメインになっている。

中高一貫の教育の長所・短所はそれぞれある。今年度医学部に現役で6名受かったという結果は、大いなる成果だろうと思う。今年一高から東北大学は22名の合格者を出した。その内附属中出身者は12名、10名は受験で一関一高に入った生徒だった。

附属に入らなくても、高校からでも十分間に合うという声も多い。いやいや中学から将来の大学入試を念頭に置いた指導は不可欠だという声もある。人生は長いようで短い。誰もが、幸福な人生を歩みたいと願っているはずだ。学歴や資格がないと生きづらい世の中であることは間違いない。

ただそうじゃない生き方もあって、それを否定する権利は誰にもない。大学受験に向けるエネルギーを違う方面に注ぎ込むことはもちろんありだ。学校の勉強が苦手であることは、個性だと僕は思っている。だから自分ん探しの旅は楽しいのではないだろうか。

今日は4月1日。新たな始まりの日だ。

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