ストレスとの戦い
僕の父も、母も癌を患っている。必然的に僕の遺伝子の中には癌の形成を促すDNAが紛れ込んでいるのだろうと思う。
かといって定期的にがん検診を受けるわけでもなく、健康に関してはかなりルーズなところがある。
今日の話は、僕が読んできた本からの引用的な話なのだが、時間がある方はちょっとお付き合い頂きたい。
そもそも癌というのはなにかというと、身体に有害な物質を貯蔵するごみ箱みたいなもので、ある一定の量を超えるとあふれ出し、増殖する。
有害な物質の内訳は、残留農薬であったり、ニコチンであったり、アルコールであったり、そして放射能物質であったりするわけだけれど、そういった有害物質を身体にため込んでしまう一番の原因がストレスだと言われている。
実はがん細胞は毎日何個も身体の中で生まれているらしい。しかしたいていは免疫機能が働いて、癌細胞の赤ちゃんのほとんどは消滅するのだそうだ。
愛されることや、笑うことなどで身体の免疫力はアップされる。逆に言えば、人から阻害されたり物事に悲しんでばかりいる人は癌が生じやすいということになる。
癌は死に至る病ということで、疾病のなかではもっとも深刻なものとみなされているわけだけれど、この癌化する細胞のゴミ捨て場が仮にないと、人間は一発で即死してしまうのだそうだ。つまり癌は人間の存在をひとまず助ける防波堤の役目をしているとも言えるわけで、癌にも存在理由があるのかも知れない。
癌の治療というと切除や放射線治療そして抗がん剤ということなのだが、一にも二にも予防が大切なのは当然で、タバコや酒はもちろんのこと、インスタント食品や嗜好品の過度の摂取は避けるべきである。
食べる行為は人間の身体に多くの負荷を当与える行為なのだという。つまり食べ過ぎは身体の老化をはやめ、癌などの疾病の温床となる。
ちなみに風邪を引くとのどが腫れて食欲がなくなるけれど、そういった症状は、風邪でダメージを蒙った身体を守るために、食事をとれない状況に身体がするのだという。
そい言えばわが家の猫は体調が悪いと、いっさい食事をとらずひたすら寝ている。
たった一度の人生なのだから、飲みたいものを飲んで、食べたいものを食べて人生を楽しみたいという人も多いだろうと思う。タバコをやめて逆にストレスが増え体調を壊したなんて言う方もいるにはいるが、放射能が舞い降りた東北で栽培されて葉タバコが、どれほどの放射線物質を含有しているのか不透明な今、やはりタバコは吸わないほうがいいと思う。
僕の父は30代後半に癌を患ったのだが、亡くなったのは55歳の時だった。直接の死因は腎不全等による内臓機能の低下によりものだった。亡くなる直前まで大好きな酒はやめなかった。母は60代半ばで、リンパ癌を患った。劇的に抗がん剤が効き、2か月あまりの入院で日常生活に復帰した。もうすぐ80歳になるが、いまだに原付バイクを乗り回すスパーババーである。
ストレスをためるなと言われても、困難な時代かもしれない。生きていれば次から次へと悩みは生じる。仕事のこと、子どものこと、家庭のこと、それを紛らわせようと酒の量が増えることもあるだろう。
僕のストレス発散は、ジャズを聴きことと、むちゃくちゃ本を読むことだ。本はありとあらゆる世界に僕の精神を運んでくれる。ただ眼を酷使するために、メガネを頻繁に変えなければならない状況になっているのが、それがまたストレスになってしまっている。ドンマイだ。
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