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2015年4月 6日 (月)

仕事その世代間の光と影

新社会人の仕事が始まった。そして学校では、新入生を迎える。またその一方で長いキャリアと決別する人たちもいる。

毎年この季節は、喜びと悲しみが錯綜する季節なのかもしれない。

ところで高齢化社会を迎えた日本は、年金の受給年齢がだんだん引きあげられ、60歳で退職を迎えても、経済的に働かざるを得ない状況だ。

僕の周りを見回しても、70歳を過ぎて勤めている人は多い。まとまった退職金が出る方はいいとして、退職金を当てにできない人にとっては、退職後の仕事の確保は欠かせない。

そしてこの老人労働力が、皮肉なことに若者たちの就労の機会を狭めている。引退の潮時というものは難しい。

ベテランの技は大切にしたい。しかしベテランの人脈や権力の根回しはいらない。新しい技術と伝統的な技術の融合が大切であり、老人力と若年労働者のバランスが大切だと思う。

僕らの塾業界も例外ではない。教育現場ではタブレットを利用したIT技術を授業に取り入れようとしている。公教育がそういった流れになれば、塾もそういう流れに移行するだろう。しかし、人間の精神の営みは一方的な流れにはならない。

僕の塾では寺子屋指導に固執し、パソコンをあえて遠ざけている。塾に来てパソコンで勉強するくらいなら、自宅でソフトを買ってやればいい。人との会話力が猛烈に減退している今、パソコンのキーボードですべてを済まそうとする考えは危険だ。

簡単で便利で、人との軋轢を避けることが出来るグッズに頼り過ぎると、恋愛も仕事も大変になるんじゃないだろうか。パソコンはすべてを叶えてくれる究極の器械ではない。情報を取り出すことに於いては、非常に素晴らしい文明の利器だけれども、アウトプットの手段しては、まだまだ問題点を抱えている。

若者たちが熟年労働者にまさっているのは、パソコン技術かも知れないが、最終的に現場で働く労働能力は、若者たちの敗北と言う感が強い。

世代を超えた交流が極端に少なくなっている現代に於いて、中学生や高校生の人間対応力を鍛える場所は必要だと思う。

高額所得者の退職者の就労制限を行い、低所得者の就労を優先させ、尚且つ若年者の就労支援を本気で日本がやらないと、この国は沈んでしまう。

労働に直結する力は、パソコンやある種の器械操作の技術なり資格ではあるけれど、会話力を忘れてはいけない。人間はメールで会話をする存在ではない。

若者たちは匿名のTwitterや2ちゃんねる等では、辛辣な意見を披露できるようだが、生身の人間対人間では沈黙のし過ぎだと思う。政治や教育や社会に不満があるなら、実名でしっかり意見を言うべきだ。

かつてヘルメットをかぶりタオルで顔を覆い、火炎瓶を投げていた世代が決していいわけではないが、心の怒りをため込んで、くすぶっているだけではだめんじゃないかな。

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