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2015年3月13日 (金)

人生に於ける様々な疑問文

先月の半ばから偏頭痛と胸の痛みが続いている。胸が苦しいと言っても心臓ではなさそうだ、激しい運動をしても苦しい感じではなく、神経的な痛みだ。偏頭痛も仕事が出来ないような痛さではない。ブログもなんとか普通に打てる程度の痛みである。

3・11の震災前にやはり1か月前から似たような症状が現れて、病院に行き精密検査を受けた。あの時の症状となんだか似ている。

震災の前は、経験のない頭痛と胸の痛みだったので、鬱状態になってしまいそうな状況だった。いや確実に鬱状態に突入していたと思う。最近またちょっともやもやして落ち込んでいる。

3月も半ばになろうとしているのに、真冬の寒さが続いている。毎朝目が覚めて雪見障子を開けると、文字通り真っ白な雪が視野に飛び込んでくる。廊下の温度計は0度ジャスト。寒い。この真冬のような気候が、さらに体調の不調に拍車をかけてくる。

毎年3月に入ると猛烈な花粉症に襲われるのだけれど、この寒さでどうにか花粉症だけは緩和されている。

さて体調が悪かろうが良かろうが、日常は次から次へとやって来る。ここ2.3日は、震災を振り返ってブルーになっていた。そんなブルーな気持ちの中、突然に自問自答する。

なんで俺は塾教師をしているんだろう?

こんな疑問文が浮き上がってくること自体、心情的には鬱に入っている証拠だ。受験指導が終わるとほっとするという先生が多いけれど、僕はまったく違う。受験指導がずっと続いて行けばいいなと思っている。受験指導に熱中しているときは余計なことを考えなくていい。

零細塾の経営者でもある僕は、受験指導も大変なのだけれど、お金の心配が毎年一番の悩みだ。塾生は「もう少し月謝を上げたらどうですか」なんて言ってくれるけれど、その言葉は彼らの本音でないことは重々承知している(笑い)。

「どうして学校の先生にならなかったの?」これも毎年頂く疑問文だ。これに対する僕の回答は簡単だ。頭が悪かったからだ。

学校の先生はたいへんだ。7年ちょっとだけ臨時講師として学校の教壇に立っただけなので、生意気なことは言えないけれど、雑用やら部活やら生徒指導やら、教科研修やら、人間関係やら、よっぽど肝が据わっているか、鈍感じゃなければ、精神が病んでしまいそうなくらいしんどい仕事だ。多種多様の能力を要求される。生徒との関係も1度歯車がかみ合わなくなると修復は大変だ。

ゆえに辞めていく人も多いのだろうと思う

学校の先生や公務員の方々は経済的には安定している仕事だ。リストラの恐怖に苛まれているサラリーマンからみたら、羨ましい仕事に思われるかもしれない。しかし3.11の震災以後、自ら命を絶ってしまう公務員の方が多くなっている。本当はとても大変なのだ。

僕のような零細塾の経営者ならば、最初からつぶれているようなものなので、お金がないことを前提とした生活を営むしかない。車は走ればなんだっていい。軽トラックで十分だ。家だって自分でリホームするしかない。こづかいなど皆無に等しい。ゆえに外で飲むこともないし、プライベートの旅行などやったことがない。唯一の趣味はギターを弾くことと、近隣の神社巡りだ。

ところが年収500万以上ももらっているような仕事をしていると、仕事を失うことへの恐怖は僕の比ではないだろう。年収が安定しているからこそ、家を建ててローンを組むだろうし、車だってそれなりの車を買ってしまうだろう。付き合いと称して飲み歩くことも多いはずだ。生活のレベルを維持するために、職業に会社に固執せざるを得ない。

あればあったで人間はお金を使うものなのだ。それはそれで大変だ。世の中はお金が循環して動いている。僕も実はその動きに連動したいのだけれど、重々難しい。

「なんでブログをかいているんですか?」

この質問もこどもたちからよく尋ねられる。ブログを書いて俗にいう広告ビジネスをしているわけでもないし、どこかに投稿をして原稿料をもらっているわけでもない。しいて言うなら、このブログを読んでいただいた誰かが、僕の塾に興味を持って頂いて、願わくば塾に入ってくれないかなという魂胆は十分すぎるほどあるのだけれど、震災以後世の中を敵にまわすようなことばかり書いてきたので、残念ながら塾生募集の機能は果たしていないようだ。

ブログを書き始めてもう少しで8年になる。1週間10稿のペースで書いてきた。単なる自己顕示欲の塊のような内容になっていて、正直申し訳なく思っている。自分のストレス発散に付きあわせているようで、読者の皆さんご免なさい。

申告書を書いていて、ちょっと休憩のつもりでPCを打ち込み始めたらだらだらと長くなってしまった。本当にご免なさい・・・・・。

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