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2015年2月15日 (日)

史上最低の公立高校入試倍率に塾業界は

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上の倍率の表は、昨日『岩手日日新聞』の新聞紙上に発表されたものだ。あえて高校名は伏せたが、一関市及びその周辺の公立高校の倍率が記されたものだ。一番右端をご覧頂ければわかるように、ほとんどの高校が定員割れだ。

少子化の現状は予想されてきたことだけれど、東日本大震災以後その加速化は急激に進み、岩手県県南の県立高校はほぼ全入の時代に突入した。たとえ第一志望の県立高校を落ちたとしても二次募集で救われる形になる。私立高校受難の時代に突入している。そして我々塾業界も同様に、氷河期の時代を過ぎて絶滅の危機にひんしているのが現実だ。

市内には公立・国立・私立を合わせ10の高校があるが、今回定員を超えている倍率の高校は、今日入試が行われている一関高専とそして総合学科がある一関二高だけである。

県下でも特出している市内の進学高が定員割れをしている現行を分析するならば、いたって答えはシンプルだ。将来に於いて大学進学を遠慮する中学生が増えているのだ。

僕の塾に於いてその答えは見いだせる。震災後、実力テストで学年の上位の生徒が、進学高を受験せず、工業高校を受験するケースが増えている。生徒に話を聞くと、大学に行くには経済的に苦しいので、工業高校で上位を維持して、学校推薦を行っている安定企業に就職したいという答が返ってくる。

当然僕の塾を選んでくれた理由も押して図るべしである。

僕の地元県立花泉高校では、OB会が援助して入学生の制服の費用を全額支援することを決めた。地元に高校を残したいという母校愛だ。僕は地元高校の出身者ではないけれど、その新聞記事をみてちょっとじ~んと来てしまった。

子どもがどんどん減って行くのに、市内では毎年なにがしかの塾が開講し、毎年どこかの塾が廃業していく。本当に我々の業界は大変だなと思う。落ちる生徒がいなければ、おのずと塾の需要は減る。塾そのもののニーズを変えなければならない時だろうと思う。

震災後、在籍数2割減の僕の塾はましなほうなのだと思う。今年も志望校にトップで合格可能な生徒が数名いる。定員割れだろうが、落ちる生徒がいなかろうが、学力は必要なのだ。今後時代を生き抜いていくために。

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コメント

こんにちは、学び舎です。

これだけ定員割れが出ると、正直なところ、受験を通塾の動機付けにしていくのは厳しいですね。

うちの教室も、このところ入会や問い合わせのあるケースは、学力にかなりの問題を抱える生徒が多くなりました。「脱ゆとり」以降の傾向かと思いますが、なにゆえここまで学力が低下するのを放置していたのだろうかと首を傾げたくなることが増えています。

と同時に、この状況を中学の担任や教科担当の先生方はどう見ているのだろうと気になります。いわゆる「七・五・三」ではありませんが、学年が上がるにつれてこぼれていく層を「やむをえない」と見ているのでしょうかね。まあ、公教育でカバーできないから、われわれのような塾がその隙間を埋めることができるわけではありますが。

いずれにしても、今後の方向性を考えなければと私も思います。

(かねごん)
小林先生こんにちは。
やあ、まさに大変な状況です。
僕の塾は来季から新しいカリキュラムに変更するつもりです。新しいパンフレットの作成に入りました。思考錯誤の日々になりそうです。

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