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2015年2月16日 (月)

塾の辞め方 パート2

今月に入ってブログの検索ワードで一番多いのは『塾の辞め方』だ。2週間ほどで200人ほどが、この検索ワードで僕のブログに入ってきた。

僕も四半世紀塾を営んできたので、様々な塾の側面を見てきたわけだけれど、やはり塾を途中で退会していく生徒の本音を知りたいというのが、塾経営の中で一番心を割く事案である。

震災以後は、その塾の辞め方も大胆になってきた(笑い)。震災前は絶対にない辞め方が震災後増加した。それは、突然来なくなってそれでおしまいという辞め方だ。

4年前のカタストロフィに於いて、某国のような略奪などは表立って生じなかったけれど、詐欺的なNPO法人を立ち上げたり、復興資金を闇で流用するなどの事案はかなり耳にした。

外国から、被災者の謙虚さや道徳心を称賛された今回の東日本大震災だったけれど、残念ながらこの震災の復興の中で、心が疲弊し、投げやりになってしまった人々が多くいることも現実である。

塾の辞め方の話に戻ろう。僕の意見というか考え方だけれど、塾を退出するのはいつでもいいだろうと思う。『今月いっぱいでやめさせていただきます』という言葉で十分だろうと思う。成績が伸びないのは、ひょっとすると塾の指導が本人に合わなかったのだろうし、塾の先生との相性もあったのかもしれない。

反省は塾側がすることであり、ご丁寧に退出の本音を言う必要もないだろうと思う。

塾と言うところは不思議なところで、はまると猛烈に成績が上がって行くけれど、いくら塾が頑張っても、その頑張りが家庭学習に結びつかないとまったく効力が発揮しない。

塾で勉強しているからやらなくていい』なんて言うつわものが時に存在するわけだけれど、月謝がどぶに捨てられて行くようなものである。塾教師は魔法使いでもないし、奇跡を起こすパフォーマーでもない。確かに入試でどこが大切か、生徒のどこが弱いかなど、把握はしているのだけれど、そのことを生徒本人がアクションに起こさないと、塾のマジックは効力を発揮しない。

塾の存在を漢方薬的に見ていただく方が少なくなったように思う。即効性のある抗生物質的な指導を要求されている。漢方薬は必要ないと言われれば、僕の塾はたたむしかないのだろうと思う。

少子化が進み、塾は増えて行く。辞めても他の塾がいっぱいある。選択肢は多い。しかし青い鳥症候群になってはいけない。

本来勉強は学校で学び、自分で努力するものだ。塾がメインじゃない。

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