二人は異質だ
昨日の記事で浅田次郎さんの記事を書いたら、偶然にも今日の岩手日報に、浅田さんの遠野市での講演会の記事が載っていた。シンクロニシティでしたね。
「時代小説の基礎知識」と題して遠野いわぎん会の新春講演会が、遠野市新町のあえりあ遠野で行われ、今年の基調講演は浅田次郎さん。20日の夜に仕事なければ行きたかったな~。
浅田さんの小説には東北を舞台とした作品がいくつかある。浅田さんの小説は、50を過ぎてから読み始めた。村上春樹氏と同世代の作家だが、小説の次元が違う。浅田次郎さんと村上春樹氏の小説を比べること自体ナンセンスなのだろうけれど、同時代に生きている作家とは思えないほど、二人は異質だ。
村上文学は、読み手に小説を書いてみたいなという衝動を喚起させる先品が多いが、浅田次郎さんの時代小説は、参ったという感動の吐息が思わずでてしまう作品だ。ゆえに両氏の作品は売れるのだろうと思う。
文章を書くという行為は、とてもエネルギーを必要とする。たかだか8年間近くブログを書いてきただけでも僕はへとへとだ。毎日締切に追われる作家の日常を考えると、くらくらしてしまう。やはり僕は読者がいいな。
今度生まれ変わったら小説家も悪くないな~なんて妄想をしていたけれど、やっぱりやめてこうっと・・・・。
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