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2015年1月30日 (金)

今日も塾の四方山ばなし

一関市の商店街は、空き店舗が増えている。どこの田舎の町もそうだが、郊外に大きな駐車場を備えた大型店が出店し、駅前は閑古鳥が鳴いている。

一関に限らず地方の町を車で走ると、一つの通りに必ずあるのが、クリーニング屋さんと歯医者さん、そしてコンビニだ。かつては経営者の苗字を冠した個人塾も多かったが、山田塾とか佐々木塾などの個人塾名は消え、大手フランチャイズの塾の看板がどこの町の駅前にも鎮座している。

僕の塾は『大験セミナー』などという実態のわからない名前を付けているものだから、どこが本部ですかとか、仙台にはないんですかなどの質問をよくされた。残念ながら、何でも屋の唯一1件だけの個人塾である。

有限会社でもないしましてや株式会社でもない。かつては非常勤講師の先生方に応援してもらっていたが、東日本大震災後は女房と2人三脚で営んできた。

来年下の息子が就職すれば、経済面での子育ては終了する。しかし僕ら零細個人業者には、退職金もなければ潤沢な年金もない。限りなく死ぬまで働かなければならないだろうと思っている。

前回のブログでも書いたが、身体がボロボロだった40歳前半は、この仕事を続けて行けるんだろうかと危惧していた。40歳なのに生徒には10歳以上年上に見られていた。しかし最近は逆に10歳ほど若く見られる。きっとこのブログを始めて、酒を酔うほどまで飲まなくなり、言いたいことを言ってストレスを発散しているがゆえに、老化が加速しなくなったのかも知れない。ブログさまさまである。

「先生いつまで塾続けるの」こんな質問を中学生によくされる。確かに僕の世代ぐらいになると学校の先生は管理職となり、教壇に立つ先生は少なくなるし、塾でもそうだ。

お陰様で震災後風邪やインフルエンザで一度も教務の仕事を休んでないし、薬こそ飲んでいるが、そこそこ体調はいい。ただ受験が近づくと胃がチクチクしてくるし、肝臓の場所がわかるような、そう言った感覚に苛まれる。仕事柄仕方がないだろうと思う。

受験に臨む塾生の気持ちを思うと、本当に我がことのようにハラハラドキドキだ。残念ながら合格できなかった時は、心底へこんでしまう。自分の力不足にがっくりだ。生徒や児童の心境を思うと、ご飯も喉を通らない。30年以上もそんなことを繰り返してきた。僕は実に進化しない生き物なんだな~と思う。

東京の私大を卒業して、最初に勤めた塾が、千歳烏山にある進学塾だった。2年勤めて岩手に戻り、奥州市にある個別指導塾に6年勤めた。その間に結婚し子どもが生まれ、そして29歳に独立し今の塾を始めた。あれから25年が過ぎようとしている。

足し算をすると33年間塾業界に籍をおいてきたことになる。実に多くの同僚が他種業に転職して行った。置き薬の営業マンになり成功しているもの。大学の教授になったの。もちろん公立学校の先生になったものも多い。飲み屋さんの経営に転職したもの。そして残念ながら志なかばにして、病に倒れ他界したかつての同僚達もいる。

僕らの仕事は過酷だ。塾の経営はギャンブルかも知れない。僕は独立して以来パチンコをはじめとして一切のギャンブルをやらなくなった。もちろんお金に余裕がないというのも大きな理由のひとつだが、ギャンブルのような経営を毎年強いられるものだから、それだけでギャンブル的な刺激に満たされて(笑い)、身体がギャンブルを求めなくなったのかも知れない。

もうすぐ今年も1月が終わる。さてこれから最後のラストスパートだ。頑張るぞ!

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