明日から新学期だ
一関市の中学校は明日から新学期だ。新年に入ってまあまあの天気が続いているが、毎年冬休みが終わるとドカ雪が降る。
正月飾りがぼちぼち街から消えてきた。コンビニでは早くも節分用の豆が売っている。
今日は各地の神社でどんと祭が行われたところが多い。我が家は15日に、地元の神社で、古い御札や正月飾りをお焚き上げしてもらうつもりだ。
ところで中学生諸君は宿題が終わっただろうか。僕らの時代に比べると、宿題の量は半端じゃない。先生と呼ばれる仕事をやっていて言うのも何だが、よくぞ生徒たちは、宿題をまじめにこなすと思う。正直尊敬する。
僕は冬休みドリルを終えるのも七転八倒していた口なので、2pノートだ、演習プリンだなどと矢継ぎ早に出されたら、間違いなくアウトだったろうと思う。
勉強が好きじゃなかった。僕の好奇心は間違いなく違うところにさまよいだしていた。勉強をしなかった自分に反省はしているけれど、後悔はしていない。大概、自分のやることはそんなものだろうと思う。だいたいにして鳶は鷹を生まないし、いくら頑張っても捨て石はダイヤモンドにはならないのだ。
人間は努力しないとダメだと分かっていても、なぜか努力をしたくない時がある。俗にいうスランプみたいなものだろうけれど、脱却するのにはカンフル剤が必要だ。僕にとってのカンフル剤は高校受験失敗ということだったが、受験の失敗を期に目覚めたような気がする。あくまでも気がするだけなので、実際は全然ゆるかったかも知れない。
高校は実業高校だったので、普通科と言っても宿題など出なかった。それが僕には幸いした。好きなだけ本が読めたし、英語は怪しげなエロ本の原文を読んでいた。受験には絶対でない単語のボキャブラリーが増えていった(笑い)。全くもってドンマイである。
ということで、明日の提出を目前にして徹夜作業の中学生も多くいることと思う。ありきたりだけれども、頑張れ!
明日から学校が始まることは、冬休みに入る前から分かっていたことだと思う。あ~それなのに、それなのに、終わっていない。宿題が。
分かるなその気持!せいぜい風邪をひかないように温かくして勉強しなよ!
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今年もよろしくお願いします、学び舎です。
冬休みや夏休みの宿題は、どこの中学校も膨大ですね。
自分が中学生だったら、嫌気がさすだろうなと思います。
奥州市のある中学校の三年生の課題は、「新研究」五教科分を全部演習するというもので、確認してみた生徒の大半が「終わりそうにない」とボヤいていました。
別の中学の女子生徒は、「宿題が出るのはしょうがないと思うけど、『やらされてる感』が嫌だなあ…」と言っておりました。これも、そうだろうなとよく分かります。
思い出してみると、私たちが中学生のころの課題はそれほど多くなかったような気がします。だから、冬休みや夏休みの間は、部活をやったり本を読んだり音楽を聴いたりという好きなことに使える時間がたくさんあったと思います。
学校側の意図もなんとなく分かるだけに、今のような分量になるのも理解できないわけではないのですが、「とりあえずこれくらい課題を出して休み中もしっかり勉強する形は作りました」というアリバイづくりにしかなっていないような気がします。もう少し生徒の自主性を尊重できないものか。中には全くやらない生徒もでてくるでしょうし、保護者からの突き上げをくらう可能性はありますが、枠をはめないとやらないという理由で続けていくと、意欲を持っている生徒のやる気をそいでしまうと思います。
新年早々長いコメントになってしまいました。今年も、こんな調子ですが、よろしくお願いします。
(かねごん)
小林先生、本年もよろしくお願い致します。
昨年は小林先生のおかげで、熊谷達也さんの作品を堪能することができました。
僕が本好きになることができたのも、高校時代に宿題がなかったからだと思います。
今のような印刷機もワープロもなかった時代、ラッキーだった気がします。
でもちょっとアホな大人になってしまいました。ドンマイですね。
投稿: 学び舎主人 | 2015年1月14日 (水) 10時28分