『バシャ記憶』
脳心理学や脳科学ではなんて呼ばれているのか、正式な名称はわからないのだけれど、教科書や名刺などの文字を写真撮影のように記憶できる人間がいる。
僕は便宜上『バシャ記憶』と呼んでいる。カメラでバシャと写したように脳が記憶出来るからだ。
30年以上の塾教師生活のなかで、バシャができる生徒とは2名出逢っている。どちらも東大に合格している。
教科書や問題集を写真撮影で記憶できるのだから、最強の記憶術だ。数学の解法例はもちろんのこと、辞書のページさえ記憶の中から映像で瞬時に蘇って来るのだから、入試は完璧だ。
人間は様々な能力を有する。その能力がたまたま現代の社会で、有効かつ生活を潤うものであればいいのだけれど、時として理解されず、阻害されることもある。
人間は奥が深い。
« 若い頃しか出来ないこと | トップページ | ストレスなのか »
コメント