一滴のしずく
夢を持つということはいいことだけれども、あまり大きな夢を持って、やらずじまいになるのは、単なる幻想や妄想であって、いただけない。
先日、人生は成功しなくていいという記事を書いた。人生は夢を追ったり成功することが目的であるかのような著作やメディアの標榜が氾濫している。夢を果たせない人の方が圧倒的に多いのだ。それを挫折と言っては、あまりにも酷である。
プロ野球選手になりたい。プロのサッカー選手になりたい。歌手になりたい。宇宙飛行士になりたい。10万人が夢を持って、その夢が叶うのは1人いるかどうかだ。
人生はどこかで諦観を必要とする。しかしその諦観は決して敗北ではない。自分の持っている能力や可能性をちょっとずつ現実化する努力をすれば、人生は必ずまっとうできる。
宇宙飛行士になるには、まず語学が必要だ。中学2年生ならば、英検の3級をとることを目標に頑張ればいい。
プロスポーツ選手を目指すならば、体力が必要だ。小学6年生ならば、毎朝2キロのランニングから始めたらどうだろうか。そういった先に新たな展望が見えてくる。
どんな大河も源泉は一滴のしずくから始まる。努力とはそういうものだ。
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