若い頃しか出来ないこと
昨日女子高生から質問をされた。
「先生、若い頃しか出来ないことってなんですか」
若い頃しか出来ないこと。視点を変えて言えば、年をとって出来ないことということになるだろうか。
僕のアンサー。
体力的な無理をできること。
自分をごまかさないで突っ走れること。
純粋な恋愛ができること。
若い頃は孤立しようが、対敵する人間が増えようが、自分が正しいと思うことに驀進できた。しかし仕事や家庭を持つと、ある種冒険が出来なくなる。守りに入ってしまうと言うよりは、生き安さを選択してしまうのではないだろうか。
恋愛もそうだ。ある程度年齢を重ねると、人を好きになることはあっても、結婚を考えることで、経済面や仕事面を恋愛の進行形の中で考えてしまう。
悩みや焦燥というものは、本当は幻想なんだろうけれど、自分が作り出す現実に臆病になってしまう大人は多い。
高校や大学の頃は、若さはあってもお金がない。行動力はあっても、それを支える社会性に欠けていたりする。
ある程度お金が出来て、社会性を身につけた頃には、今度は若さがない。体力がない。そんなことで、自分を誤魔化すことを覚えてしまう。
ところで僕は、いい大人になってもお金もないし社会性もない。困ったものだ。
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