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2014年12月25日 (木)

文系人間を支援するブログもたまにはいいだろう

現在の小学6年生が大学受験を迎える時は、センター試験がなくなり、入試改革のもと新しい学力テストが導入される。英語のウエイトが増し、論文力やディベート能力の比重が高くなるというのだけれど、なんだか文系人間支援入試の感がするが、実際は違うだろうと思う。

不況ということもあって、進学指導の先生方は国立大学に生徒を入れることに躍起になっているが、大きな落とし穴があることに気づいていない。

社会学や語学に非凡な才能を有する高校生に、むりやり数学を詰め込もうとして、彼ら彼女らの長所を抹殺してしまっている。これは将来の日本を考えると由々しき問題だ。

国立に入れば本人が喜ぶのでなくて、お金がかからない親が喜ぶ。そして国立の実績が出たと言って高校が喜ぶ。

まるで私立大学に入るのは馬鹿ばっかりで、国立には優秀な生徒が行くみたいな世の中の風潮があるが、勘違いも甚だしい。

もう一つ言わせてもらえば、理系が就職に有利だからなんていう進路指導の先生の言葉を耳にするが、だいたいにして学校の先生のほとんどが一般企業を経験していないくせに、就職有利云々などと言う根拠の中身が分からない。就職の内定率だけで述べているのだとしたら、文系人間に失礼な話だ。

やりたくもない数学を強要されて、センターがダメだったから私立をと路線変更を試みても、肝心の英語や社会系の勉強が手薄になっていて、1流の私立大学は言うに及ばず、中堅の私大も惨敗という受験生が多い。

この現象は地方の進学高校に多く見られる。進学校の先生は理系重視で、文系を軽んじている。自分がガジガジの文系人間だから言うわけじゃないけれど、世の中を生きて行くうえで、文系力は大事だぜと僕は言いたい。

お金にならない学問は用なしと言うのなら、そもそも大学教育の本質が根底から覆されるわけで、何でも金銭感覚で物事を判断する社会は、圧迫感が強くてやりきれない。

だいたいにして高校生や大学生が、仕事内容じゃなくて、会社の給料や福利厚生で職場を選択することに違和感を感じるのは僕だけだろうか。若い頃は、お金にこだわらずに自分を磨くことや、自分の肥やしになる針路選択があっていいのではなかろうか。

文学部に進んでどうするんだと言われたら、文学をやるんだと答えればいい。文学なんかやって飯が食えるのかと言われたら、食ってみせると答えればいい。

自分の話で恐縮だが、僕は本が好きで文学部に入った。塾の教師になったのも、好きな本を読む時間がいっぱいキープできるのではと思ったのが、この業界に入ったきっかけだった。残念ながら、塾だけでは食って行けず様々な仕事をせざるを得なかったので、逆に本を読む時間が取れなかった時期もあるけれど・・・。

僕は凄い特技がある(笑い)。いつでもどこでも寝れることと、どんな状況下でも本を読めることだ。昨今の僕の読書傾向はというと、昨年は岐阜の関が原を訪れたことがきっかけで、山岡荘八の『徳川家康』を全巻読んだし、平行して今年の春までは浅田次郎の作品を読み続けてきた。夏は石田衣良にハマり、そして今年の秋は2ヶ月弱をかけて熊谷達也氏の著作をほぼ全作読了した。

女房に言わせれば、単なる暇人なわけだけれど、市内の全ての図書館がIT化し、岩手県内のあらゆる本が借り出せるようになって、僕の読書熱は近年になくヒートアップしている。お金がかからないということはありがたい。

先生と呼ばれる仕事をなんとかやってこれたのは、読書の賜だとちょっと自負している。知識としてよりは、自分の感性を磨くツールとして、本は一番刺激的で、ゴージャスだと思っている。

文系人間が生きづらい就職情況だけれど、文系力が必ず陽の目をみる時が人生にはやって来る。社会のハード面では活躍の場が少なくとも、ソフト面では必要とされる。

文系人間たちよ、頑張ろうではないか!

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