これからが正念場だ
宮古で宿泊したホテルは港のそばにあって、窓からはすぐ海が見える。大会初日5時に目が覚めた僕は、夜明け間近の海を眺めていた。
港の朝は早い。夜明け前から港湾には車のライトがすでに行き交い、一日の作業が始まっていた。
宮古を訪れたのは4年前の県民卓球大会の時、三陸の浜辺では多くのサーファーが波乗りに興じていた。その三陸海岸の浜辺もほとんどが津波に流され、頑丈なホテルを除いて、海沿いのほとんどの民宿は跡形もなくなり、更地になっていた。
我々は一関から三陸の海岸線を4時間近くかけて宮古市に到着したのだけれど、4年前の記憶とは全く違う港湾の姿があった。
帰りの沿岸の道は夜になっていたのだけれど、かつて光に満ちていた大船渡や陸前高田の街の灯りが、遠い昔にタイムスリップしたかのような、ひっそりとした夜の明かりだった。
仮設住宅は本当に簡易な建物だ。夏の暑さ、冬の厳しさは本当に大変だろうと思う。復興は確かに進んでいる。しかし、それは人口が密集している湾岸都市部がそうであって、田舎町の沿岸は、まだまだ手付かずのところが多い。
これからが正念場だ。
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