2000年の時を経て
高円宮家の次女、典子さまと出雲大社の神職、千家国麿さんの結婚式が出雲大社で行われました。台風で天候が心配されましたが、式の前に雨はやみ、多くの人が祝う中、お二人は式場へ歩まれました(浦)
日経新聞写真部より転載
悲しい事故や事件が起きているなかで、この結婚の話題は多くの救いをもたらしてくれている。最近僕の周りのスピリチャルな友人や知人たちが、出雲大社の話題を頻繁にする。
この結婚が伊勢神宮と出雲大社の霊的な結びつきを強くするというのだ。
『タエヌのスピリチャル日記』より今回の婚礼に対する記事を掲載させて頂くが、多くの方々がこの記事の内容のような話題をウエーブ上でされている。
出雲の国一ノ宮の出雲大社では、昨日、高円宮家の次女典子さまと出雲大社権宮司千家国麿の結婚式が行われました。私たち家族が、こうして同じ出雲の国に在ることを嬉しく誇りに感じますとともに、典子さまが出雲の地にお越し頂いた事を心より光栄に思います。
今回の結婚は‘2000年の時を経た記録的慶事’ともいわれていますが、神話の時代からの縁によって結ばれた、国家的慶事といえるでしょう。
日本の皇族は、古事記や日本書紀によれば天照大神まで遡ることから、確認できる限り世界で最も古い家系といわれています。また出雲大社宮司を代々つとめる千家家は、天照大神の第二子である天穂日命の子孫で千家国麿さんは84代目ということですので、家系としては天皇家に次いで古いといわれています。
今回の結婚は、はるか昔に別れた古い家系の縁組みということになるわけですが、単に両家の歴史が古いというだけではなく、長きにわたって深い因縁がある家系同士の結婚ということにおいても、とてもおめでたいことでもあるのです。
出雲大社は、素戔嗚尊の子孫である大国主命を祀った神社ですが、日本書紀や古事記によれば、出雲の土着の一族であった大国主命は、他所から来た一族の天照大神と争い、派遣されてきた天穂日命を味方に付けるなどして、天皇家と権力闘争を繰り広げてきた家系のようです。そして、最終的に大国主命は天皇家に国の支配権を譲ったとされ、それは"国譲り神話"と呼ばれています。
その後、天皇家は天からやって来て日本を平定した天つ神と呼ばれ、一方、土着の神である大国主命らは国つ神と呼ばれました。その国つ神の総本山となるのが出雲大社です。
今回の結婚は同じ血筋を持っているものの、敵対していた神の一族同士が、2000年の時を経て再び交わるということになりますので、日本を守護してきた神様の子孫の家系同士が過去の因縁を捨て、天つ神と国つ神ががっちりと手を組んだわけですから、日本は最強の守護を受けたと言っても過言ではないといえます。
さまざまなことが次の世に向かって動いていますが、この慶事はそう言った意味でも、大いに祝福すべき喜ばしいことでもあるのです。(以上転載記事)
神社オタクの僕は、古事記をはじめとする日本の神々の神話を僕なりに紐解いてきた。この婚礼の話題が持ち上がった時に、上記のタヌエさんのような感想を実は僕も抱いて、神話の歴史を何度か遡った。
婚礼の直前に御嶽山が噴火した。御嶽山神社に祭られている神様は国之常立神、大己貴神、少彦名神の三柱の大神である。僕は単なる神社オタクであって、スピリチャルな素養も素質もない人間だけれども、それでも尚且つ単なる偶然とは思えないところがある。
戦後最大の犠牲者を出してしまった今回の御嶽山の噴火。多くの尊い命が奪われてしまった。残された家族の心情を思うと心痛極まりない。そして婚礼の日を狙いすましたかのようにやって来た巨大台風。
うまく言葉で言い表せないけれど、大きな悲しみと絶望が襲うこの国に、新たな楔が打たれたような気がする。
その楔は希望の楔であることを願ってやまない。そうでなければ、ここ数年の大災害で亡くなられた方々の御霊が救われない。3年前の大震災より、日常の生活を奪われた方々の慟哭はいまだ癒やされることはなく。貧困にあえぐ人々の数は増す一方だ。
看護保険料の滞納額は240億円を超え、1年間の生活保護の受給額は3兆円になっている。生活水準のこの格差が近い将来に於いて、どんな悲劇をもたらすのか、想像力が欠如した今の政治家にこのまま舵取りをさせていいはずがない。
2000年の時を超えて、和解した神々はどんな手段を講じて来るのだろうか。いま出雲から何かが始まる。
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