あなたがいるから世界が存在するのだ
普通であることが非常に困難な時代だ。
自分らしく生きようと思っても、周りとずれていると、変な目で見られるし、その他大勢が求める価値観を、無理やり押し付けられてくる。
宗教も政治も敎育も、そして経済も、ほんの一握りの権力者たちと、ほんの一握りの大金持ちたちに牛耳られ、ほとんどの民衆は、忍耐と諦観のなかで日々の生活を終えていく。
頭の悪い奴と貧乏人は世の中から阻害されていいのだろうか。いいはずがない。いいはずがないけれど、この社会は金持と学歴があるものが成功するようにアレンジされている。
教育上は平等だというが、人間は何の因果か不平等の塊だ。逆に不平等だから、頑張らなきゃいけない。頭が良い奴が30分で理解するところを、凡人は2時間も3時間もかかる。そのことにムカつくと言って、やらなければますます大変な差が生じてしまう。
スカートをはくことができないで、学校にいけない女子生徒。マスクを付けないと家の外に出ることが出来ない人。朝起きられない人。人と話すことが苦手な人。いろんな人がいる。
利己的な人間は弱者を駆逐するが、悲しいかな彼等もまた弱者になる。NOと言えなくてもいい。心が弱くてもいい。成績が悪くてもいい。かっこ悪くたっていい。あなたはあなたであり、それ以外の何ものでもない。
誰も否定出来ない。誰も軽蔑なんかできない。誰もあなたを無視できない。あなたがいるから世界が存在するのだ。
この世界に、普通も特别もない。あなたがいて、そして多くの人間がいる。それだけのことだ。単なる人間だけれど、その存在はすべてであり、誰もそれを否定することなどできない。
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