孤独であることは人間の欠陥じゃないと思う
時々疲れたな~と思うことがある。年を取ったということもあるのだが、体力がだいぶ減退してきたことは否定出来ない。働き過ぎなのかも知れないと思ったが、僕より働いている人は世の中にいっぱいいる。自分に甘えてはいけないんだろうと思う。
自営業の人は定年がなくていいですねと言われる。死ぬまで働けというこのなのだろう(笑い)。
僕は自分で言うのもなんだが、自営業向きだと思う。サラリーマンを続けていたら間違いなくストレスで死んでいたと思う。
自営業向きだけど、社長の器ではない。そのことは完璧に自覚しているので、社員講師は雇わない。1人で頑張っている。かなり意固地な人間だ。
生徒に、先生友達がいるんですかとよく尋ねられる。きっといないんだろうと思われている(笑い)。
1年間にプライベートで、外で酒を飲むことはほとんどないし、誰かとつるんで遊ぶこともない。まあ女房と年に1,2度遠出のドライブに行くぐらいだ。
週末に酒を飲む相手を友人と言うのならば、そういう意味での友人は皆無だ。しかし、僕にも友人はいる。心の友はいる。年賀状のやりとりだけだったり、メールのやりとりだけだったり、電話連絡ぐらいしか出来ないけれど、友人はいる。
よく友達がいないので学校にいけないとか、友達に裏切られたから死にたいなどの言葉を聞くが、友達に依存しすぎるんじゃないだろうか。自分の孤独感を物理的な孤独感で補おうとするけれど、自分の心の声に向き合うことが大切だと僕は思っている。
僕はひとりっ子で兄弟がいなかったので、子どもの頃は猫や犬を相手に遊んでいた。小学校では本ばかり読んでいる変な子どもだったので、同級生からはきっと敬遠されていたのだろう思う。でも全然孤独じゃなかった。
精神が強かったわけじゃない。それが証拠にいつも泣いていた。でも未来に対するわくわく感だけは失わなかった。
自分の将来の夢があったわけじゃないけれど、生きていくことのドラマを自分で楽しみたいという気持ちがあった。時代や、地域性や、家族の特殊性など、様々な環境がある。どんな環境だろうが、どんな能力を有していようが、人生は確実に進んで行く。
友達は大切だ。家族も大切だ。恋人や伴侶ももちろん大切だ。でも自分が一番大切であることを忘れないで欲しい。
自分を愛せる人は、大切な人を愛せる。孤独を愛せる人は、哀しみさえ糧とできる。孤独であることは人間の欠陥じゃないと思う。見せかけの華やぎなんか必要ない。
ジョンビリングさんのライヤーコンサートのごあんない⇒震災特別支援コンサート
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