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2014年8月29日 (金)

弱者をターゲットにする人間は、同じく弱者であることが多い

さいたま市の全盲の男性(61)が連れていた盲導犬が先月、何者かに刺され、けがをする事件があった。全国に11ある盲導犬育成団体の一つの「日本ライトハウス」(大阪市)によると、盲導犬に対する悪質ないたずらは初めてではないという。最近10年間でも顔を蹴られたり、歩行中にしっぽを引っ張られたりしたなどのいたずらが数件報告されている。
福岡県内の女性(43)は2010年4月、地下鉄で移動中に盲導犬の顔にペンで落書きされたことがある。目の辺りが丸く囲まれ、鼻の下には線が書かれていたという。女性は「目が見えないことと、盲導犬がおとなしいことにつけ込まれた。今回の被害男性も私と同じ悔しさを味わったはずで、周囲の人が気づいたら声を上げてほしい」と話した。【垂水友里香、木村敦彦】(毎日新聞)

とってもとっても悲しい事件が起こった。困った人を助けるどころか、全盲の方をサポートしている盲導犬を刺した人間の卑劣さは許せない。

動物や人間を殺傷したり、頑張っているものの生きる権利を剥奪する存在は最低だ。

僕ら人類の歴史を学べば分かるように、戦争の歴史だ。異質なものを排除し、土地や食料のために人間は人間や動物を殺戮(さつりく)してきた。人間のDNAのなかには、自己保存のために暴力性や攻撃性の行動原理が間違いなく刷り込まれている。

公園の猫や鳩を毒殺したり弓矢で撃ちぬく人間がいる。その行動は決して異常じゃない。なぜなら手段はどうあれ、保健所や多くの駆除対策で、公の場で毎日行われていることだ。

しかし、その行動の原理が問題なのだ。僕らは結果だけに目が行きがちだけれど、その行動を起こす人間の精神にとことん寄り添ってあげなければならない。

弱者をターゲットにする人間は、同じく弱者であることが多い。これは学校でも職場でもそうだ。いじめをやめない人間の心のなかには、自分が気づいていない闇を抱えている。

そしてその闇が、光を拒絶した時、人は狂気に足をすくわれて行く。

動物たちは、たんなるペットではない。僕ら人間の心や精神をいやしくくれる、光の存在だ。言葉こそ発しないけれど、僕らの魂を彼等はキャッチしている。

愛することを忘れた存在は決していない。思い出して欲しい。

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