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2014年8月26日 (火)

石田衣良にハマっている

石田衣良にハマっている。

息子のイチオシの作家だったのだけれど、テレビやメディアに露出する作家に対しては、変な先入観を持っていて、ちょっと敬遠していた。

代表作の『池袋ウエストゲートパーク』以外の本は大体読了した。実は石田衣良は僕と同世代だ。というか、同学年だ。

同じ時代を生きてきた感性というのか、視点というのか、実に共感する風を感じる。文章がうまい。いい意味で読み手をどんどん暗闇に引きずり込んで行く。しかしその暗闇には必ず光が差してくる。やられた~という感じだ。

彼の恋愛短篇集は、実にエロい。気持よくエロい。常々学生たちに僕は話しているのだが、人間には2種類しかない。かなり変態な人間と、普通に変態な人間だ。石田衣良も同世代の人間として、そのあたりの人間観察が、同類のような気がする。

さて石田衣良の小説で僕が一番おもしろかったのは、『ブルータワー』だ。436ページの大作だが、一気に1日で読み終えた。ストーリーを言ってしまうと、読む楽しみが半減してしまうので控えるが、人類の愚かさと、人類の素晴らしさが、見事にパラレル化した未来小説だ。秋の読書の1冊に是非加えて頂きたい。

ところで息子(次男)と文学の話で盛りあがったのは、村上春樹以来である。息子に「石田衣良はお父さんと同い年だよ」と言ったら、変な沈黙があった。

・・・・・僕がしょうもない大人だということだろうか。まあいっか

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