同級生殺害事件
長崎県佐世保市の同級生殺害事件で、県警は29日、逮捕された高校1年の女子生徒(16)が被害者について「個人的な恨みはなかった」と供述していると明らかにした。2人の周囲への捜査でも、トラブルは確認できなかったとしている。
県警は、2人のスマートフォンの通信履歴などから、会う約束をした経緯や殺害当日のやりとりを調べている。
29日午前に「2人の間にトラブルがあったとみられる」との情報を公表した佐世保署幹部は同日午後、「間違いだった」と訂正した。
過去に金属バットで父親を殴り、大けがを負わせたことも判明。ネコなどを「解剖したことがある」とも明かしている。(共同通信)
女子生徒の母親が昨年亡くなった後、3ヶ月後に父親は再婚したという。その後のマンションでのひとり暮らしが、彼女の心の崩壊の始まりではなかったと言われているが、あまりにも猟奇的な非日常性に、世の中は震撼した。
彼女の孤独感が忍び寄ってくる。命を奪われた女子校生の無念と、友人を殺すことになってしまった女子生徒の哀しみ、狂気。毎日大きく事件が取り上げられているが、亡くなられた女子生徒のご家族の気持ちを思うと本当に胸が苦しくなってしまう。
人を殺してしまう心理状態が異常であることは疑いのないことだけれども、その異常性を作ってしまう家庭環境や、人間の生い立ちを考察すると、必ず愛の欠如が見えてくる。
プライベートで高校生や学生と会話をしようとすると、ほとんどの生徒がスマホや携帯を傍らに置き、メールの着信音に視線が漂う。前にいる生身の人間の感性や思考を、キャッチ出来ない現実が横たわる。
彼ら彼女たちは、人間の愛の本質をいつどこで学ぶのだろうか。
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この少女は人を究極のオモチャにしたのだと思います。金づるにされオモチャにされ耐えきれなくなって自ら死を選ぶ中高生も続出しています。今に始まったことでは無いけれど世の中はとっくに狂っていて常に少年少女の行動を目を研ぎ澄ませて鋭く観察し水際で防いでいくしかない時代なのではないでしょうか。
(かねごん)
Mr.Peki-chan様コメントを頂きありがとうございます。
人間の尊厳や、命の尊さをいくら叫んでも、その声が透き通って行く虚しさを覚えるのは、僕だけでしょうか。
希望を失いたくないのですが・・・・
投稿: Mr.Peki-chan | 2014年7月30日 (水) 21時47分