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2014年7月15日 (火)

20年経って何もなかった時に、初めて口にしていい言葉だ

福島第一原発事故の後、鼻血が出る症状が福島県では子供を中心に相次いだ漫画「美味しんぼ」で登場人物が鼻血を出すなどの描写が風評被害を招くと批判されたが、実際に、放射性物質と結合した金属粒子が鼻の粘膜に付着して、内部被ばくを起こした能性があることが、7月12日の名古屋市で開かれた日本社会医学会で発表された。

 この発表を行ったのは東神戸診療所(神戸市中央区)の郷地(ごうち)秀夫所長。兵庫県内で約35年間、被爆者の治療を続け、福島などから避難している被災者の診断や健康相談にもあたっている。

 00ミリシーベルトを超える放射線被ばくがあると急性障害で鼻血が出ることがあることは言われているが、それにはあたらないと「放射線による因果関係」を疑問視する声もある。しかし、原発事故後、東日本一円で医療機関のエックス線フィルムが粒子で感光する現象もみられ、原発から飛散した放射性セシウムなどが金属粒子と結び付き拡散したことが気象庁気象研究所の観測などで確認されている。

 郷地所長は、この放射性セシウムなどと結びついた金属粒子が鼻の粘膜に付着したことが引き金となり鼻血が出た可能性があると指摘する。金属粒子は直径数ミクロンで、人体のごく小さな範囲に1日100ミリシーベルトを超える放射線を出し、組織を損傷する。 

「もともと花粉症やアレルギーなどで粘膜が炎症していた人が出血を起こしても不思議はない」と郷地所長は話している。

神戸新聞7月14日

震災後の原発事故があり、放射能が拡散した頃は、多くの皆さんが被曝を恐れ、外出から帰るとシャワーを浴び、放射能汚染の心配のある食べ物は口にせず、子どもたちを公園や野原で遊ばせることはなかった。

いまだ放射能値が高いところは点在しているが、現在は汚染されていることに慣れてしまい、「いいっか」という妥協的潜在意識がだいぶ蔓延し、なんだか放射能を口にすることが、面倒くさいような風潮になってしまった。

簡単に言ってしまえば、福島第一原発の状況は、まったく予断が許されない状況にもかかわらず、テレビも新聞も危険度が高まっているような話はしないし、いろんなところは除染をしたらしいので、大丈夫なのかなという自己納得に陥っている。

自民党安倍内閣は原発を稼働したがっているし、それどころか海外への原発輸出に超がつくほど熱心だ。

なぜだろう?

放射能物質が、どこかに消えたわけではない。除染された土はあちこちに溜まっているし、雨で流れだした土と共に、セシウム等の放射能物質は低地や、沼や湖に蓄積され、今でもバリバリに魚介類やセリなどを汚染しまくっている。

鼻血が出る出ないで、議論が沸騰しているが、もっと怖いことが水面下で起こりつつある。そのことにみんなで目をつむって、「もう3年以上経ったし、大丈夫じゃないの」という発言だけは、不用意にするべきじゃない。

20年経って何もなかった時に、初めて口にしていい言葉だ。

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