人を殺してはいけないという最低のルール
性犯罪が止まらない。抵抗されたから殺してしまう。この短絡的な犯罪はなぜ起こってしまうのか。
日本は世界のなかでも安全な国だと言われている。小学生児童が,児童だけで登校する風景を見てアメリカ人は驚くという。
人は愛されて育つからこそ、愛を知ることが出来る。人は優しくされるがゆえに、優しさを知ることが出来る。
自分の人生の哀しみやいらだちを、性欲や暴力に求める衝動性は感情と知性の欠落にあると言えよう。
子どもは家庭と学校の中で育って行く。その中で社会性を身につけて行く。なにか問題が起こると、学校は家庭が悪いと言い。家庭は学校教育がずさんだと言う。
人を殺してはいけないという最低のルールを遵守できない人間を、裁くことは簡単だけれど、そこに至る精神性を無視することはあってはならない。
生きる尊厳を学ぶには、愛する教育が必要だろう。トップダウン形式の社会構造が定着し、富める者が、持たないものを軽蔑する時代が悲しいかな蔓延している。
相手の欠点を誹謗中傷することで、自分の不安定さを補おうとする子どもたち。潮流に乗った人生を送っている人たちを、運が良かっただけさとちら見する大人社会の縮図が、子どもたちの世界にも構築されてしまっている。
努力が報われる社会を、本気で考えなければならない時代だ。親に経済力がないために、進学や就学を諦めていく多くの生徒がいる。公立高校の全無料化など必要ない。経済に困窮している家庭を救えばいいのだ。そして大学進学の門戸を広く開放し、生きる力を育てる人格敎育を施さなければならない。
子育てが出来ない親が多すぎる。この原因を書き綴っていけば、数十枚の原稿用紙が必要となる。あえて総括的な言葉でくくるとすれば、想像力の欠如だろう。
幸せを構築するための抽象概念が欠如している。幸福になれないのではなく、幸福と言うものが何かを知らないのだ。
嫉妬や僻み(ひがみ)などの感情だけが増幅され、自分の進むべき方向を見失い、そして権力者の志向や洗脳まがいの言動に支配されてしまっている。
まるで旧社会主義国家のような体制になってしまったこの国で、自由主義という言葉はあまりにも虚しすぎる。
勉強しないといい学校に入れませんよ。いい給料取りになれませんよ。
多くの子羊たちが、森にさまよい、狼の餌食になって行く。
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共和党がデットシーリングなんてつまんないことを言い出して、不況期に財政削減を人質に取らなければもっと早く回復していたのは明白。
連邦政府、州政府の人員をばかばか切りましたからそら、失業率はあがりますよ。
それに比べて日本。
本当にそんなに財政が大変なんだったらアメリカのように公務員からカットしてみたらどうなんでしょうかね。やれるもんなら、やってみろ、ということです。
増税をする前にやることをすべてやってからではないと、増税などは絶対に許さない、というアメリカ国民の覚悟を学ぶべきです。
勿論、大変なことはあるんですよ。
警察官が減るから治安は悪くなるし、学校の先生だってクビになっちゃいますから、授業が週3日になったりする訳です。その結果国民がどう考えるか、が大事な訳であって、ホワイトカラーエグゼンプションとか言いながら、公務員の残業だけは例外、と言う話でほんと、みんな納得してるんですか?? 要は自分たちの国会答弁に使う答弁書が書けなくなるから残業させているだけなんですよ、あれは。野党の質問が出てくるのが遅れると、必死になって官僚が答えを書く訳。
国会議員はそれを読んでるだけ。誰でもできる仕事で年収3千万。
そりゃ、だれでもなりたがるわね(笑)。
(かねごん)
コメントを頂きありがとうございます。
国の借金が天文学的数字に達しても、国家公務員や地方公務員の給料やボーナスはうなぎのぼりです。
国会議員などは月額30万ちかく上がっちゃいましたしね。
塾で使うコピー用紙を節約するために、10円でも5円でも安い紙を必死に求めて買っている、我々庶民の気持ちなど分かるはずもないだろうなと思います。
無駄な予算を削減すれば、経済的に困窮している子どもたちに、進学の夢を叶えさせてあげることができるのにと思うのですが、公務員優遇社会主義国家に於いては、叶わぬゆめでしょうか。
投稿: アメリカ経済の回復と我が国の公務員のリストラ | 2014年6月10日 (火) 01時07分