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2014年5月27日 (火)

負けた時に相手を尊敬できるプレー

日曜日に卓球の大会があって、僕はベンチコーチに出かけていった。宮城・岩手・山形から1000名以上が集まるマンモス大会。

駐車場に着くと、誘導係の方々がいて「体育館の駐車場には入れません」とのこと。よその駐車場に回って下さいと言われた。軽トラックでとことこやってきた僕を、こどもを応援にしにきたおじさんだと認識されたことは間違いない。

「すいません◯◯中学校のコーチなんですけど入れませんかね」と僕。即駐車場スペースを用意して頂いた。最近母校卓球部の女子は東北大会や全国の常連になっている。いやらしい作戦だったかもしれないけれど、学校名が駐車場の確保に一役かったことは間違いない。ちなみに僕は男子卓球部のコーチ。ドンマイだ。

会場はものすごい人の数。ご父兄や顧問の先生はすでにスタンバイOK状態。僕は組み合わせのパンフレットを頂いた。パンフレットの後ろには歴代の優勝者が掲載されている。

第3回のところに僕の母校の学校名が記載されているのだが、残念ながら初期の優勝者の名前は省略されていて、その年の優勝者であった、僕の名前はなかった。残念。

「ちょっとプチ自慢していい。この第3回の優勝は僕」

一瞬疑い深い視線がご父兄から漂ってくる。この太ってハゲたコーチが、こんな大きな大会の過去の優勝者であるはずがないとの雰囲気が・・・・・。

正直に告白します。実は優勝トロフィーこそ中学3年生だった僕はいただいたのだけれども、僕は決勝戦を戦わなかった。優勝候補が電車の都合で準決勝が終わった時点で帰ってしまったのである。

当時は親が車を持っているのは稀だったし、もちろん新幹線なんかない時代。やもなき棄権だったのだろうと思う。ちなみにその時の優勝が、僕の中学・高校時代に於ける最初で最後の優勝だった。

我が男子チームは2回戦で敗退。スパーシードの女子チームを応援していた。ご父兄が煙草休憩で体育館の外に出て行ったので、僕も缶コーヒーを片手に一緒に同行。

そこで僕の素性を知らない女子卓球部のご父兄から、僕の仕事は何だろうという話になった。僕は聞かれない限り素性を公表することはないので、父母会の役員以外の親御さんは、ほとんど僕の職業を知らない。

夜の仕事ですよと言うと、たいてい返ってくる職業が、飲食店のオーナー・スナックのマスター・赤ちょうちんのオヤジさんである。

僕が先生と呼ばれる仕事をしているなどとは、誰も想像だにしない(爆笑)。僕は卓球の指導者であるときは、完全に塾教師であるとか高校の講師であるとか、短大で先生をやっている等のオーラーを一切封印している。これは自分で言うのもなんだが見事なほどだ。音楽活動に関しても言える。

いつかもブログで書いたけれど、勘ぐる方が多くて、塾の営業のために部活の指導をかって出ているんでしょという声が聞こえてくる。

ちなみに7年間男子卓球部を指導した。50名近い部員を見てきた。多くが塾通いをしていたようだけれど、僕の塾に通ってくれた男子生徒は3名である。いかに僕が職業的スイッチのONとOFを使い分けているかがお分かりいただけるだろうか。

ところでいよいよ中総体が近づいてきた。どうせ部活をやるなら負けるよりは勝った方がいい。しかし僕は勝つ美学よりも負ける美学にしびれる人間だ。頑張って負けた時の清々しい生徒の涙、その後にやって来る晴れ晴れとした顔。あの顔が見ることが出来た時、若さっていいなと思う。

優勝者は1人しかいない。それ以外の全員が負けを経験する。当然のことだけれど、だから負け方が大切なのだ。

よく自分のプレーをしろと指導者は言う。それはしいて言うならば、負けた時に相手を尊敬できる精神状態になれるプレーじゃないだろうか。

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