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2014年5月25日 (日)

山田純一先生のブログ記事に共感

瀬戸内英語学院の山田純一先生が、ブログで非常に共感する話を書かれていた。転載させて頂く。

(転載記事)

これはヤバい。かなりヤバいのである。なぜ、そして、どのあたりがヤバくなっているのか?だが、それは「文法なんてゴミだ。仕方なく出てくるものだ」という考えがボンヤリと、しかし、執拗に脳底にへばりついている、こと。そして「和訳は感性であるから、フィーリングで分かる」っとかで、It is quite natural that tastes differ. [構文150:001例文] の和訳で「異なった好みを持つことは全く自然である」と和訳する。(この和訳文をこの塾で認めるのは高3の7月以降である)ここでは differ の主語は tastes であるから「趣味が異なるのは云々」となるべきだ、と当塾では基礎指導をする。また、「単語は本文中で覚える」とかのアホな考えある。ちなみに、私は「文法不要・単語暗記無用」とかを唱える人は、英語を母語とする人か、彼ら以上に英語力がある人か、もしくは、英語とは無関係の世界にいる人であると思っています。で、最終的にヤバいのは、大学英語英語では文法・語法・単語力・構文力・文章の読解力の総合力を求めている、この実力のラインに届くことが、アホな考えを持つことで、なくなってしまう。しかも高1段階で、英文理解への最基本努力の放棄がある、ってことですね。ちなみに、例えば、慶應大学ならば、優しく「接続詞や副詞を用いて・・・。文法に注意して・・・。」と但し書きがあるほである。うちは大学受験の塾である。確実な入試英語力を養成するための塾である。

(転載終了)

僕は山田先生の意見に全く同感だ。単語は本文中で覚えることは効率が悪いし、英文法を叩きこまないで、わけの分からない長文ばかりを読ませるのは、英語が嫌いになることがあっても、英語が伸びることは稀である。

語学留学や、帰国子女的な敎育を受けて英語教師になる方が増えているが、自分を基準に英語指導をしている先生方が多い気がする。

僕のように英語だめ人間が、英語に覚醒した話をすると、眉唾ものの話のように受け取られることが多いのだけれど、昔風の英語勉強法も捨てたものじゃないと僕は思っている。

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コメント

”語学留学や、帰国子女的な敎育を受けて英語教師になる”御仁達ですら、現地の新聞でさえ辞書を引かずにまともに読めない上に、大切な大学受験の指導などまず出来ないでしょうね。何をか云わんやです。

大学受験の英語をまともに学習すれば、辞書など引かなくても論文も新聞も読めるし、コミュニケーションの英語も身に付けることが出来るなどとは想像も出来ないでしょう。

国連英検1級、英語検定試験1級を所持していたJ智大学出身の知人は、仕事で出張するまで国外に出たことはありませんでした。

日本生まれ、日本育ちの日本人が会話も含めて英語を駆使出来るようになるためには、文法を中心としたきちんとした訓練を受けるまで外国に出ないことが一番です。ただし、大学受験において、参考書に載っているようなありきたりの文法が使い物にならないのは衆知のとおりですが。

(かねごん)
コメントをありがとうございます。僕が帰国子女的と表現した意図が少し届かなかったようですね。
つまり語学の能力があり、ヒアリングや言語感覚が優秀な先生が、英語の出来ない生徒の感性がキャッチできずらく、単なる努力不足とみなさされている生徒が多く存在している傾向が強いということです。
吹き出してしまったということは、かなり語学な堪能なのでしょうね。尊敬いたします。
中学校や高校で英語を苦戦している生徒を何とかしたいという範疇の話であって、英検1級をとらせたり上智の外国語に合格させるための話しじゃなんですよ。
でもですね。久しぶりに良いコメントを頂きました。こういう意見を頂くと、ますます英語指導に燃えますね。
ありがとうございました。
嫌味じゃなく、本当に感謝申し上げます。
今後ともばしばし意見を頂ければ幸いです。

先生、ご無沙汰をいたしております。ご機嫌お伺い申し上げます。毎日先生のブログ記事に興奮したり、悲しんだり、憤慨したり、嬉しくなったり、肯いたり、と多くの思いを頂きつつ読ませてもらっています。それにしても本日(5・28)の雲の姿の美しさには癒されるものがありま。感謝です。
で、なんとも私の拙文が広報力をもつ先生のブログにアップされた、あれ以来、オロオロとしています。世間さまの会話英語であるとか、ディベート英語とか、コミュ英語とかと、少しベクトルが異なるものになっていますが、私の塾生から感じる地べたの英語勉強からすくいあげた実感です。まだまだ悪戦苦闘の続く教室です。lこの苦しみや悩み、時にはそこに笑顔がある続くかぎり、それが私の「生きている」ことの一つの証明でもあろうかと思っています。まだまだ塾生と共に勉強に励むつもりです。宜しご指導をお願いします。
季節の変わり目です。どうかご自愛ください。
感謝しつつ。
P.S. よやくブログ記事が下に流れてきましたので思い切ってコメント欄に書かせて頂く勇気がでました。

'(かねごん)
山田先生おはようございます。
こちらこそ先生の英語指導に関する記事にいつもハッパをかけられています。感謝申し上げます。
最近は、英語は教材力だとか、もう文法は古いとか、僕もいろんな方に、さんざん叩かれていますが、生徒1人1人のレベル、そして志望校によって異なりますよね。
バイリンガルに育てるのと、受験のための英語をまぜこぜにして議論しても、平行線をたどるような気がします。
瀬戸内はいい季節を迎えているでしょうね。岩手はようやくストーブが片付けられそうです。
山田先生お元気で!

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