放射能のことを書けば風評被害だとのオンパレード
塾を営んでいる方なら経験済みなことだろうと思うけれど、受験が終わり新年度を迎えた塾は暇である。塾生が卒業して行って、新入会者がどっと入ってきたのは遠い昔のこと。今は中総体が終わるまで閑古鳥が鳴いている。
さて僕の塾も例外ではなく、暇である。今年度は多忙なのは月曜日と土曜日ぐらいで、あとの曜日はいつでもスタンバイOK状態だ(・・苦笑い)。
この時期に入会してもらえば、受験指導がじっくりできるのにな~と思うのだけれど、世の中は部活・部活・部活。今年は中学1年生だけがダントツに増えて、中3生は6名しかいない。ドンマイだ。
昔、受験生が40名もいて、卒塾して行ったら内部性がたった17名という年があった。5000円✕17名。85000円の売上では、生活が成り立たない。もちろん経費を差し引けば赤字である。生徒がいない5月6月は、山に行って山菜採りに精を出し、なんとか食料を確保した年があった。山菜さまさまであった。
ところがである、3.11の大震災で福島第一原子力発電所がメルトダウンし、放射能が僕が住む一関の山々に降り注いだ。いまでも山菜は高濃度の放射能に汚染されて食べれたものじゃない。今後数十年、里山の山菜ときのこ類は食べられないだろう。
お年寄り達が、山菜取りに山里に入っているけど、心筋梗塞や脳梗塞が2倍以上に増えている昨今、不用意な山菜等の摂取が原因じゃないとは言い切れないんじゃないだろうか。
喉元すぎればなんとかで、あんなに騒いでいた放射能問題が、メディアから消えた。決して放射能は消えていないのに。
放射能のことを書けば風評被害だとのオンパレード。毎日数万ベクレルの汚染水が増え続けている現状に、まるでどこかの国の事のように無反応になってしまった国民。これからが正念場なのに・・・・。
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