懲戒免職、されど退職金は・・・
先週気になった記事があった。岩手県内の教諭が酒気帯び運転で懲戒免職になったのだが、退職金が出ないのはおかしいということで裁判になっているという新聞記事だった。
県教育は退職金の3割を支払うことにしたようだが、元教諭はそれを不服として1600万円ほどの退職金を要求しているのだという。
学校の先生は残業手当はないし、部活で休日返上の指導をしても手当が出るわけじゃないので、大変だという声を聞く。
ボーナスが出るからいいだろうと、多くの不況にあえぐサラリーマンは思うわけだけれど、それぞれの立場や言い分というものはある。
それにしても、酒を飲んで車を運転して懲戒免職になっても、退職金はしっかり要求するしたたかさは正直驚いた。普通の先生は泣く泣く職を辞し、沈黙するのが普通だが、大胆というのかある意味肝が座っているというのか、やるなという感じである。
長い教員生活に於ける自分の貢献度に、よほどの自信がある方なのだろうと思う。
しかし今回の彼の要求を裁判所や県側が認めてしまうと、けじめがつかないだろうという意見もあるわけで、どのような決着をみるのか、興味津々である。
自営業の僕は、公務員の方や一流企業の方々は、退職金が出ていいなと思うわけだけれど、でもその退職金を当て込んで、立派なお家を建てる方も多くいるわけで、なければないで、あればあったで人生悲喜こもごもの絵模様があるようで、お金が絡む諸事情は大変だ。
かく言う僕も大変だ・・・・。さて頑張るか。
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