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2014年3月20日 (木)

優先順位

東京電力福島第一原発では、メルトダウンした原子力発電所を冷却するために毎日800トンの水が使われ、その放射能汚染水の貯蔵タンクが毎日増え続けている。それも数万ベクレルの汚染水だ。

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ご存知のように貯蔵タンクの水漏れ事故は頻繁に起きており、数千個に膨れ上がった貯蔵タンクの汚染水は海岸沿いに林立している。万が一震度6強の地震が来たならば、タンクの崩壊は防ぎようもなく、海洋に流れ出るのは目に見えている。

東京オリンピックを待ち望んでいる方々には失礼だが、そんなことをやっている余裕が、今の日本にあるとはどうしても思えない。ましてや止まっている原発を再稼働したいなど言語道断だ。霞ヶ関のお偉い方は、それぞれの思惑があるのだろうが、優先順位がおかしいのではないだろうか。

文科省は、3.11後の2011年4月19日、学校活動上での放射能安全基準を、年間20ミリシーベルトにしたと発表した。原子力安全委員会でさえ子どもへの配慮を主張し、「年間10ミリシーベルト」と言っていたにもかかわらずだ。

限界は大人でも年間1ミリシーベルトだ。この基準は良識ある多くの声によってなんとか訂正されたが、僕の文科省に対する信頼はあの発表以来、限りなくゼロになった。形式的には文科省の管轄に属する仕事をやってはいるが、彼ら官僚の発するいかなる発表にも、もはや同意する意志はない。

英語教育の改革も、大学入試の改革も低学力に悩む生徒たちの実情はまったく蚊帳の外だ。英語オンリーの授業を文科省は本気で考えているようだが、いつから日本はアメリカの日本州になったのだろう。

原子力の問題と英語教育の問題は次元が違うだろうけれど、国を動かしているトップの考えが、いったいどこに視点を向けているのかを考えると、僕は背筋が寒くなる。

経済という魔物に蹂躙(じゅうりん)された国家が今の日本だ。弱者が弱者のままで捨て置かれて良い訳はない。教育も労働も、希望と感動がなければだめだ。

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