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2014年3月13日 (木)

今日は岩手県公立高校の合格発表

今日は岩手県公立高校の合格発表。日陰に雪がどっかり残っている合格発表なんて生まれて初めてだ。異常に寒い。

一関市内の県立高校の倍率は数年ぶりの高倍率だ。かなりの生徒たちが落ちる。落ちるなんていう表現は、こんな日に縁起が悪いかもしれないけれど、現実だ。

落ちたらどうするか。選択肢は大きく三つ。私立高校に入る。県立高校の二次募集に臨む。私立高校の二次募集を受ける。おっと忘れてた、僕のようにしばらくふてくされて引きこもるという選択肢もあるかもしれない。

選別される15の春。僕のブログを読んでくれている方々の中にも、苦い経験をした方は多いのではないだろうか。

努力をしたのに落ちたというのは大丈夫。きっと理由のある目に見えない流れに押されているのだ。問題は受験勉強などしないで、普通に入れる学校に入ってしまった人。

無理をしない生き方という選択を批判するつもりはないが、自分の能力を使わない生き方には賛成出来ない。

合格発表の会場。受験番号が並べられた瞬間に歓喜が湧き上がる。いつもの光景だ。そのそばをうつむいて足早に去っていく生徒の姿。僕は毎年毎年その光景に、遠い昔の自分の姿を重ねてしまう。

大丈夫だ。がんばれよと僕はその後姿に、祈りにも似た言葉をそっと送る。

僕は失敗したからこそ、多くの素晴らしい出逢いを経験出来た。きっと合格したら合格したなりの出逢いがあったかもしれないが、僕は失敗後の出逢いに感謝している。

たかだか15歳の能力で人間の進路を決定されてたまっか~!そんな感じで、万が一落ちたら開き直って空を見上げて見よう。

落ち込んで落ち込んで落ち込んだら、ちょっとずつ元気を回復していけばいい。無理することはない。落ちたその日や翌日に担任の先生や、塾の先生が家に来たり、電話が来たりするけれど、きついよね。

僕は布団から出ることは出来なかったな・・・・。落ちたのは自分の責任なのに、指導が行き届きませんで・・・なんて言われると、ますます落ち込んじゃうんだよね。

実際苦い経験をしないと、あのなんとも言えない空気感はわかんないだろうな。僕はあの空気感がめちゃ嫌だったから、塾生を落としたくない。取りあえず必死で受からせたいと思う。

でも、そうはいかない時もある。悔しい。でも失敗は決して無駄にならない。負け惜しみでなくて、絶対そうだ。

自己採点を踏まえて今日を迎えたはずだ。家族に結果を見てきてもらうという選択肢もあるのかもしれないけれど、自分の目で合格発表を見に行くことを進言したい。けじめだと思うよ。

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