送別会そして開校記念日
来週の3月14日金曜日は、臨時休塾になります。一関修紅高校の講師任期満了に伴いまして、退職されるベテランの先生方ともに、送別会をして頂く事になりました。恐縮極まりない訳ですが、遠慮無く列席させて頂きたいと思います。
5年間本当に有意義な日々でした。塾屋は孤独な商売ゆえ、ご父兄と家族以外の大人と会話をすることがまれな20年間を過ごして来ました。職員室での様々な体験は新鮮であり、刺激的な日々でした。
私立高校ゆえ、生徒の習熟度がそれぞれ異なり、指導に困難さを感じたのも偽らない心境でしたが、自分が過ごした高校時代を思い出し、いろんな意味で原点に立ち帰ることが出来た5年間でした。
英語科の先生方には大変お世話になりました。カリキュラムの進度や成績表の付け方、定期テストの作成の仕方、右も左も分からない僕に懇切丁寧に教えていただき本当にありがとうございました。
僕のブログは塾の保護者の方に読んで頂いておりますが、高校の先生方や生徒の皆さんにも読んで頂いております。
職員室や教室でいろんな感想を頂きました。震災後は、本当に大変な想いを抱える人達が多く、不安の中で彷徨っていた僕も、ブログを書くことで、皆さまから勇気と力を頂きました。感謝申し上げます。
もうすぐ3月11日がやってきます。もうあれから3年になるんですね。一関市も甚大な被害を受けました。崩壊した幹線道路。アメのように曲がった東北本線の線路。そして崩壊した建物。放射能の拡散。
津波で崩壊した海岸の町から、多くの方々が避難してきました。悲しみがそして憤りが、そして諦観が町を覆い尽くしました。僕は震災後、塾はもうだめかと思ったものです。でも、そんな僕を多くの人達が救ってくれました。一関修紅高校もそのひとつでした。非常勤講師として雇って頂いたお陰で、震災後なんとか塾の方も維持することができました。本当に助かりました。
3月15日土曜日は、大験セミナーの開校記念日です。25年目に突入します。正直綱渡りの24年間でした。受験指導は毎年大変です。多少のことには動じない僕ですが、そんな僕でさえ、目を白黒させる事態は頻繁に起こります。
過労で倒れたこともあります。大切な人達との別れもありました。しかし生徒に教えることは楽しい日々でした。僕は天職に恵まれた幸福ものだと思います。僕にこんな人生のチャンスをくれた神様に感謝でいっぱいです。
一人では何も出来ません。多くの人達の支えがあって生かされて来ました。子どもたちのため、もう少しだけ元気でいられた嬉しいです。
公立高校の入試が終わりました。しかしやるべき仕事は山積みです。申告書を作成しなければなりません。春期講習の準備もこれからです。4月から勤務する短大での指導案も熟考しなければなりません。今月の末には、納税組合長として地域の方々を市内の宿泊施設にお連れして会議をしなければなりません。
毎年毎年忙しさの中で、年度が終わって行きます。しかし受験生にとっては、たった一度きりの春が過ぎて行きます。合格に導いて、僕の1年は終わります。まだまだアクセルから足は離せません。
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