最近のトラックバック

« 偶然・・・・ | トップページ | 今日は岩手県公立高校の合格発表 »

2014年3月13日 (木)

欺瞞と演技

町を歩いていて、お母さんと一緒の幼児や幼子と視線が合うことがある。単なる僕の錯覚かも知れないけれど、その子どもの眼差しから、すごいエネルギーが放射されてきてたじろぐことがある。

心を覗かられたような感覚。子どもには嘘は通用しない。

例えば100の容量を所有して50のことを教えるのは問題ないけれど、50の容量で40を教えることは無理がある。その無理なことを継続していると世の中では通用しなくなる。これは教育だけでなく、医療や政治、経済もそうだろう。

技術的な嘘ならば誰でも見破ることが出来る。ところが精神的な嘘はなかなか見破れない。しかしこどもは一発でキャッチする。

だから親や教師は大変なのだ。頭にきて暴力をふる。その時点で、人間関係は完膚なきまで崩壊してしまう。残るのは虚しい欺瞞と演技だけ。

人が見ていないところで、どんな思考や行動を醸しだしているのか、それが人間性の全てだろうと思う。

大人に絶望した子どもが、そういった世界を軽蔑してくれるうちはいいのだけれど、悲しいかなこどもは大人になると模倣する。その方が楽だからだ。

研ぎ澄まされたこどもの感性を鈍化させるのは我々大人たち。テレビから垂れ流される毒によって、嫉妬や哀れみの負のエネルギーによって。

悪人を演じる善人はまだしも、善人を演じる悪人に、子どもたちは辟易している。僕は善人にはなかなかなれないけれど、せめて人畜無害な道化師でいたい。それが堕落しない僕の秘訣だ。

にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ僭越ながら教育ブログランキングに参加しております。よろしければ応援の一押しをお願い致します。

« 偶然・・・・ | トップページ | 今日は岩手県公立高校の合格発表 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 欺瞞と演技:

« 偶然・・・・ | トップページ | 今日は岩手県公立高校の合格発表 »