ストレス
僕の父は55歳で亡くなったが、30代の時に癌を患った。母は健在だが、やはり60代半ばで癌を患った。先日叔父も癌が見つかり、仙台の病院で手術を行った。
間違いなく僕の遺伝子の中に癌細胞の種が宿っている。受験指導がたけなわになると胃痛に襲われる僕は、胃カメラを飲んだこともある。しかしがん検診はほとんど受けたことがない。
がん保険等はしっかり入ってはいるが、僕は癌に対して、それほどマイナスのイメージを持っていない。つまり脳梗塞や心筋梗塞で死ぬよりは癌の方がいいのかなと思っている。
余命を告げられれば、身辺整理が出来る。急激な疾患や交通事故などで死んでしまうと、それが出来ない。
僕はここ10年間で、塾の仕事を休んだのは地震関連だけで、風邪で休んだこともインフルエンザで休んだこともない。5年間勤めた高校でも、休んだのはわずか2日。親戚の葬式と、雪道での息子の自動車事故の処理のために休んだだけだ。
つまりいたって健康体である。痛風、高血圧、喘息、花粉症という持病はあるけれども、仕事に支障をきたすほどのことではない。適度の運動と、禁煙、そして音楽によるストレス発散が、なんとか僕の体調を心身共に維持しているような気がする。
僕は病気の最大の原因はストレスだと思っている。暴飲暴食や環境の悪化による疾病も見逃すべきではないが、癌や高血圧等による重大な疾病の誘発は、ストレスだと思っている。
本で読んだことがあるが、不安や怒りに苛まれている人の血液をネズミに投与するとネズミは即死するそうだ。つまり不安や苛立ち等のストレスは、血液中に毒素を作り出すそうなのだ。逆に笑いは、免疫を高めると言われている。
日常の雑務の中で、ストレスが生じないという人はいないだろう。仕事や子育て、そしてお金のやりくり。ストレスの波が24時間絶え間なくやって来る。これは僕自身の独断と偏見だが、ストレスの減少に効果があるのは、世の中の雑音をシャットアウトすることだと思う。
テレビや新聞を遠ざけて、好きなことに没頭してみると、ストレスは緩和される。僕はコーヒーを飲みながら好きなジャズを聞くと、怒りや苛立ちが消えていく。ひょっとすると小さなポリープなら、それだけで消滅してしまうのではないかと思っている。
受験指導が終って、胃の痛みもだいぶ軽減されてきた。ただ季節の変わり目で、腰痛が疼きだしたのがたまにきずである。
受験が終わると、今度は生徒募集のストレスだ。なかなかストレスは止まらない。
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