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2014年2月26日 (水)

漢方的指導

4月より小学6年生になる児童の入会が増えている。それも全て僕のブログを読んでくださったお母さんやお父さんが、僕の塾に興味をもって頂き、話を聞きにお出で下さり、入塾して頂いた。心より感謝申し上げます。

一関一高附属中入試の倍率がうなぎ登りに上がってきた5年間だっだが、今年は附属の入試が始まって初めて前年度の倍率を下回った。難化する入試問題に、後ずさり傾向が出てきたのかも知れない。

はっきり言って、僕の塾は附属中学に対する合格率は芳しくない。しかし、その後塾を継続して頂いてきた塾生の一関一高への合格率はほぼ100パーセントだ。特に今年、我が塾から一関高専を受験し合格した生徒たちは、全員附属入試で苦い経験をした子どもたちだったが、見事リベンジを果たした。

僕の塾は大学受験の英語と、高校入受験指導がメインで、決して附属受験専門の塾ではない。地味な寺子屋式の塾ゆえ、ハッタリをかます熱血指導(笑い)やド派手な教材を提供しての猛烈な宿題もない。2色カラーの地味なプリントと、ひげ面のハゲたおっさんが赤ペンを持って指導する家内制手工業的塾である。

例えて言うならば、僕の塾の指導は、即効性のある抗生物質の薬の投与ではなく、漢方的指導と言えるだろう。じわじわと効いてくるってやつだ。身体や精神への負担も少ない。漢方ゆえ副作用も少ない。しかし継続していただかないとなかなか効果がでない。

子どもたちも様々なお稽古事で忙しい。ピアノに習字にスイミング、そして英会話。それに中学に入ると部活が加わる。学習塾通いを優先するか部活を優先するか、悩み多き青春となるわけだけれども、出来れば週1回でいいので、塾での勉強を継続して頂くと、こちらも助かる。

受験近くになって入塾して来る生徒を見ていると、漢方的処方ではニッチもサッチも行かない生徒が毎年いる。こちらとしては仕方なくカンフル剤を投与したりするのだけれど、副作用が強く、高校でギブアップしてしまうケースもある。

本来は塾など通わなくていいところだろう思う。しかしゆとり教育が終焉し、難化した授業についていけない児童や生徒たちが増加してきたことは確かだ。選ばなければどこかの高校には入れる。しかしついていけず辞めている生徒が多いのも事実だ。

僕の塾のようなマイペース型の漢方的塾はいかがだろうか。

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コメント

 「習い事か部活か」部活全員強制の岩手県ではそういう選択はありませんよね、ジジババが中学生だった昔からずっと(強制にしておかないとかねごん監督の花中卓球部も無くなっちゃうかな)。許される選択は「習い事を諦めるかどうか」だけ。子供によっては部活の種目よりも一輪車とかダンスとか水泳とかピアノとかを続けたほうがいろいろ可能性があったりするのに。それに運動苦手な子はどうしてんだろう。ブラスもコーラスも盛んな一関市だけどそれは街場の大きい一部の学校だけで文化部がほとんど無い学校の方が多いし(苦手でも頑張るとか克服するとかにも価値は認めますけど強いるべきことではないと思う)。岩手は都会と違ってやらない自由・やめる自由ってないですもんね。
 学校によっては部と同じスポ少にも強制加入(地域事情ということで学校は黙認というか追認というか)で「朝練」「夜練」「テスト休み練」もあるようです。これはここ20年ぐらいかもしれませんが。毎晩、近くの学校の体育館が遅くまで電気が付いていて、バレー・バスケ・フットサルをやっているのはパパ・ママチームならいいけど、部活に連動している「スポ少」の夜練かもしれませんよ。中学生はいつ、どこで、勉強すればいいんでしょうか?ブラス・コーラスの無い中学校区の小4坊主の父より。(オンリーアンサー「無理をしてでも大験セミナー」かな)

(かねごん)
Mr.Peki-chan様コメントを頂きありがとうございます。
部活を指導している僕が言うのもなんですが、部活のために中学校があるような錯覚をしているご父兄や指導者は多いですね。

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