ジャズライフ
昨日、今日の暖かさでようやく道路の雪も消えてきた。2週間に及ぶ雪道との格闘もそろそろ終焉のようだ。
このところ軽トラックのCDプレーヤーから流れてくるジャズはレスター・ヤングの曲だ。雪でふさぎ込みたくなる気持ちを癒してくれる。
それにしても1930年代から1950年代のジャズに、どうしてこんなにも心惹かれるのだろうか。懐かしさがそこはかとなく滲みだす。
前世で当時の時代に生きていたのだろうか。もしくは幼少期に何かインパクトのある影響を受けたのだろうか。魂が回顧するかのように、僕はジャズに酔いしれる。
高校時代はロックやポップスを聴くだけで、ジャズには無縁だった。東京での1人暮らしが始まって、ジャズ喫茶にまさに耽溺し始めた。ジャズ喫茶の雰囲気に魅了されたのか、ジャズそのものに魅了されたのか、記憶は定かではないが、とにもかくにも、僕のジャズ人生は始まって行く。
東京に出て来て初めて行ったジャズ喫茶は吉祥寺のサムタイムだった。大学の友人に連れて行ってもらったのだけれど、岩手の山奥から出てきた田舎者の僕にとっては、衝撃的なカッコよさだった。岩手には決して存在しない都会的なジャズ喫茶だった。
このサムタイムをかわきりに、僕のジャズ喫茶放浪は果てしなく続いていく。文庫本を片手にどれだけの時間を僕はジャズ喫茶で過ごしてきただろうか。
今はジャズ喫茶モリソンのスピーカから鳴り響くジャズが、僕のジャズライフの中核だ。
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こんにちは、学び舎です。
金田先生とご同様、私もジャズ喫茶でどれだけの時間を過ごしてきたのか分かりません。
先日、友人に紹介されて、自宅から十数分の所にある、ちと風変わりなジャズ屋に行ってきました。
周りは田んぼ。農家風の家の隣に離れのように作られた建物が一つ。一応看板はかかっていますが、営業しているのかどうか外からはうかがうことが出来ず、おそるおそるドアをノックすると、どこかの禅寺の修行僧みたいなマスターが、客に驚いたような様子で迎えてくれました。
スピーカーもターンテーブルのアームも自作で、店内はお世辞にもきれいとは言えないくらい乱雑でしたが、アナログのレコードをガンガンかけてもらいご機嫌な時間を過ごすことが出来ました。珈琲豆の自家焙煎販売もしているらしく、店で出すコーヒーも自家焙煎のものでした。とにかく不思議な店です。ただ、スピーカーから流れる音は音量の割に耳が疲れない音でした。
もう少し暖かくなったら、国見山の磐座ツアーをかねて一度ご案内したいお店です。
(かねごん)
小林先生こんばんは。
そうでした。国見山ツワーをしないで年を越してしまいましたね。最近はようやく胃痛も収まりなんとか元気になりつつある僕ですが、小林先生の冬眠明けの記事を楽しみにしている今日この頃です。
受験指導もあと一息、ご自愛ください。
投稿: 学び舎主人 | 2014年2月25日 (火) 13時17分