被災地の子どもたちを救わなけれなならない
岩手、宮城、福島3県で東日本大震災当時に保育園児だった子どもへの調査で、暴力や引きこもりなどの問題行動があり、精神的問題に関する医療的なケアが必要な子が4人に1人に達することが、厚生労働省研究班(研究代表者=呉繁夫・東北大教授)の調査で分かった。友人の死や親子の分離、被災地での生活体験が原因と考えられる。サポートが行き届いていない子も多いとみられ、専門家は早期の対応を求めている.
被災3県で25・9%の子が医療的ケアが必要な状況と分かった。原因として、▽友人を亡くした▽家の部分崩壊▽津波の目撃▽親子分離--などが挙げられた。三重では同様の状態の子は全体の8・5%にとどまり、被災地はその約3倍に達した。被災地の子たちには、めまいや吐き気、頭痛、ののしり、押し黙りなどの症状があり、このままケアを受けずにいると、学習や発育に障害が出て、将来の進学や就職などにも影響する可能性があるという(毎日新聞)
あまり目にしたくない記事だ。しかし心配していた状況が生じてしまっているという想いとともに、震災の支援はこれからが本当に正念場だと実感する記事だ。
子どもの精神面だけではなく、この不安材料に更に放射能の被曝問題もある。
そう言えば偏頭痛を訴える子どもたちが増えている。寝不足や人間関係のストレスとばかりは言えないかもしれない。
3.11の震災後、数百回にわたる強い余震が続いた。そして放射能の不安。子どもたちに影響が無いはずがない。
東日本大震災から3年弱が過ぎ、どことなくふんわりとした虚脱状況が忍び寄っているが、マンネリ化した空気感に感染することなく、現状から目をそらさず、僕ら大人がしっかりと子どもたちを支えていかなければならない。
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