軽トラックに神様が乗って行った
昨日11月10日は、地元神社の例祭だった。5年ほど神社の総代を仰せつかっていた僕だが、昨年任期が満了し、ご神事を失礼して昨日は中学生の卓球の指導に出かけた。来週の県大会に備え、出場する中学生の練習相手に汗をかいた。
指導が終わって、午後に一人神社のお参りに出かけた。社の階段を降りてくると、僕の前に1台の軽トラックが停まった。
「三陸の志津川に行くにはどう行ったらいんでしょうか」
60ぐらいのおじさんが、道を聞いてきた。
一関の花泉の里山の神社の前で、三陸の港町へいく道を聞いてくるのは、例えて言えば、東京の高尾山の麓で、横浜に行くにはどういったらいんですかと、聞いてくるのに等しい。
「日形に出てから黄海に向かって、藤沢にでれば近いですけど」などと教えてあげた訳だけれど、半世紀以上住んでいて、自宅のそばで海への道を尋ねられたのは生まれて初めてだ。
神社の鳥居の下に停まった軽トラックは、不思議な眼差しで思案している僕をよそに、エンジンをふかして走って行った。
その時である。気のせいだろうか。神社のご眷属が軽トラックに乗って、僕に合図を送ってきたような感覚に陥った。
子どもの頃にも似たような経験があった。神社で遊んでいた時に、何かがそばを通りすぎていくような、不思議な感覚だ。
夜のこと、明日は11日で、津波で亡くなった方々の月命日であることをふと思い出した。そう言えば。水沢の駒形神社で77の奇跡が起こらなかったのは、震災が起きた前後の2回だけだった。
あっちの世界に感応しやすい知人が、東北の山の神様達が、三陸の人々を助けるために、出払っていたんじゃない、なんて言っていた。
神無月が終わり出雲から帰ってきた神様が、軽トラックを神社の前に呼び寄せて、ご眷属を三陸の海に送り出したのではないだろうか。
雪の舞う寒い空を眺めながら、僕は妄想にふけっていた。
そのルートだと大籠でR346に合流して津谷か小泉でR45に出て南下するんですよねー。さすがカネゴン様、ルート選択もなかなか玄人好み!紅葉見物にも良いルートですね!でも歌津あたりまでならこのルートでもいいけど目的地が清水浜以南だったらR342で南下して米谷からR398のほうが早いしわかりやすかったような気が・・・でも神様のお導きで無事に着けたことでしょう。
(かねごん)
Mr.Peki-chan様コメントを頂きありがとうございます。
大籠といえば、隠れキリシタンの里ですね。
途中でキリスト教系の神様も同乗したかも知れませんね。
投稿: Mr.Peki-chan | 2013年11月16日 (土) 11時36分